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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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ヴェールを探して

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


次回更新は20時です。


 ホスプのあちこちに設置されている足湯の温泉を、ほぼ貸切状態で楽しんでいると、マグマゴーレムを討伐したらしいリリン達が戻ってきた。


「お帰り。怪我はないか?」


「ふふん、心配無用よ。私もフレイも、ライラだって怪我はないわ。」


「そっか、なら安心したよ。」


「ほらほら、邪魔者は片付けたんだから、とっととヴェールって街に行くわよ。何としてでも願いを叶える果実を手に入れるのよ!!」


「はいはい、わかったよ。」


 ホスプヘと迫る脅威を排除し、俺達は次なる目的地……ヴェールへと向かうのだった。





 そしてまたグレイスに跨って、ヴェールへと向かって飛んでいると、下に見える大地がどんどん深い森へと変わっていった。


「凄いな、本当に一面が森だ。」


 文明的なものは今のところ見えないが……本当にこんなところに街があるのか?


「グレイス、何か下に建物とか……見えないか?」


「いやぁ〜、今のところ見えないっす。」


「そうか。この辺のはずなんだけどな。」


 樹海のような光景を見下ろしながら、人工物を探していると、俺の目にある物が留まった。


「ん?あれは……。」


 深い樹海の中に紛れるように、ツリーハウスのような物が建築されている。


「グレイス、あそこに向かって降りてくれ。」


「了解っす!!」


 一気に樹海の中へと急降下し、それを確認してみるが……。


「この一軒だけ……か。」


 このツリーハウス以外に建造物は見えない。


「街ならもっと建物があるはずだし、ここは普通に誰かの家なのかな。」


 だが、人の気配は感じない。留守なのかな?


「人が居れば道を聞けると思ったんだが……残念だ。」


「ここ違うっす?」


「あぁ、違うみたいだ。もう少しこの辺りを探してみよう。」


「了解っす!!」


 そして再びグレイスとともに上空へと舞い上がり、ヴェールを探し始めた。


 ヒイラギ達が飛び去った後、誰もいないと思われたツリーハウスからフードを被った女性が姿を現した。


「な、なんで人間がここを……。結界を張っていたはずなのに。」


 顔から一粒汗を垂らしながら、彼女はヒイラギ達が去って行った空を見上げている。


「ワイバーンに乗った人間……いったい何者なの?」


 その時ふわりと風が吹き、彼女の被っていたフードが浮き上がる。すると、特徴的な尖った耳がぴょこんと飛び出した。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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