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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第1章

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エルダーシュリンプのエビチリ

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 厨房に入った俺はみんなに役割分担を言い渡していく。


「それじゃあ昨日と同じ役割分担でやるぞ。」


「シアはお米~♪」


「ワタシ達は計量ね。」


「今日の計量は少し多いから頑張ってくれよ?」


「「任せて!!」」


「それじゃあこれが計る調味料と分量だ。今日新しく使うのがこの豆板醤と、ケチャップだな、この一括りにしてあるヤツは全部合わせて計って大丈夫だ。ケチャップだけはこの容器に入れてくれ。」


「わかったわ。」


「任せておくれよ。」


 二人には軽量をお願いして、シアとグレイスにはお米のほうをお願いしよう。


「それじゃあシアはお米な。昨日と同じで大丈夫だから、お願いしてもいいか?」


「うん!!大丈夫!!」


「それじゃあ俺はあっちでエルダーシュリンプを捌いてるから、わからないことがあったら声をかけてくれ。グレイス、シアの事は頼んだぞ?」


「任せてくださいっす!!」


 みんなに任せて、俺はエルダーシュリンプを捌くことにする。


 エルダーシュリンプはまな板にのりきらないので、台にラップをしいてその上に置いた。


「しっかしデカイな、これ包丁入るかな。」


 最悪アレを出さないといけないかもしれない……。


 そんな不安を抱えながらも、まずは普通の包丁をエルダーシュリンプの体に当てた。そして胴体と頭の付け根に包丁を入れて切り離す。


「んっなんとかここは切れたな、残る問題は頭か……頭は後で出汁をとるためにとっておこう。」


 一先ず今は使わないので、エルダーシュリンプの頭はラップでぐるぐる巻きにして、バッグに放り込んだ。


「さあ、身を取り出していこう。」


 尻尾の裏側についている膜に切れ込みを入れて甲殻と身を剥がしていく。これだけ大きいと取るのも一苦労だ。


「よ~しっ!!取れた。」


 プリプリのエルダーシュリンプの身が取れた。光っていてまるで宝石のようにキレイだ。


「よし、そしたら一回塩水で洗おう。」


 エルダーシュリンプの身を一度塩水で洗い、汚れをとって身を引き締める。


「そしたら一口サイズにカットして塩、酒、卵白、片栗粉であえる。」


 卵白を纏わせて揚げることにより、衣がフワッと仕上がるのだ。


「よし、揚げていこう。」


 180℃の油で揚げていく。この時、表面の衣に火が入ったら油から上げて構わない。


「お兄さん!!お米終わった!!」


「おぉ、ありがとう。助かったよ。」


 頑張ったシアの頭を撫でてあげる。


「えへへぇ~、シア頑張った♪」


「ヒイラギ~こっちも終わったわよ~。」


 どうやら計量も終わったらしい。いいタイミングだ。


「グッ、つ、次は負けないよっ!!」


 あぁ、今日はドーナが負けたのか。これで一勝一敗…星が五分に戻ったな。


「後は玉ねぎを色紙切りにしてっと。」


 ザクザクと玉ねぎを切っていく。


「よし、それじゃあチリソースを作っていこうか。」


 鍋に油をひいて豆板醤、ニンニク、玉ねぎを炒めていく。玉ねぎが半透明になり、ニンニクの香りが出たらケチャップを入れて少し炒める。


「そしたら水を入れて、鶏ガラスープの素と砂糖と塩で味を決める。」


 その後一回沸騰させてから揚げたエビを入れていく。


「後は水溶き片栗粉でとろみをつけてもう一度沸騰させる。」


 片栗粉を入れたあともう一度沸騰させないと、粉っぽさが残ってしまうのだ。


「そしたら最後ごま油をふりかけて完成だ!!」


「クンクン……ふわぁぁ~いい匂い~♪」


「食欲を刺激する香りだねぇ、お腹へったよ。」


「早く食べたいわ~。」


「じ、自分もお腹減ったっす!!」


 ごま油の香りがだいぶ皆の食欲を刺激しているらしい。


 出来上がった料理を持って、みんなでいつものテーブルへと向かった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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