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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第1章

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シア 初めてのお米研ぎ

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 向こうでドーナ達も計量を始めてくれたようなので、こちらもさっそく始めよう。


「それじゃあシア、一回やって見せるからよく見ててな?」


「うんっ!!」


 一度米にたっぷりの水を注ぎ、その水をすぐに捨て新しい水を注ぐ。そして今度は米同士をこすり合わせるように洗う。最後濁った水を捨てればお米研ぎは完了だ。

 今使っている米は日本で精米されたものだから、何度も洗いなおす必要はないのだ。


「こんな感じだができそうか?」


「うんっ!!大丈夫、覚えたよ!!」


 そしてシアは俺がやった通り……いや、完璧に俺の動きをコピーしたかのような動きで、それをやってのけたのだ。


「これでいいっ?」


「あぁ、完璧だ。じゃああとはこの線のところまで水を注いで、あそこの機械にはめ込むんだ。それで赤いボタンを押して来てくれないか?」


「うん!!」


 シアは言われた通りに水を注ぎ、炊飯器にセットしてこちらに戻ってきた。


「ありがとうシア。これであとはご飯が炊き上がるのを待つだけだぞ。」


 しっかりと役目を終えたシアの頭を撫でながら、ドーナ達のほうへと目を向ける。二人はまだ調味料を計っている最中だった。


 どうやらどちらがドンピシャで計れるか勝負しているらしい。


「それじゃあカグロを切るか。シアは休んでていいからな?」


「お兄さんの近くにいてもいい?」


「いいけど、危ないから近づきすぎないようにな?」


「うんっ!!」


 シアが少し離れて見物を始めたのを確認し、バッグからカグロの柵を取り出した。


「ランが結構食べるから、少し多めに切ろう。」


 柳刃包丁でカグロを切りつけ、並べていると不意に横からきらきらとした視線を感じたので、少し目を向けた。

 すると、シアがキラキラした目で物欲しそうにカグロの刺身を見ていた。


「あ、少し薄くなったな……シア、食べるか?」


 カグロの刺身を()()()()()誤って薄く切ってしまった。


「えっ!?いいの?」


「あぁ、ほらあ~ん。」


 それに少し醤油をつけて差し出した。


「いただきまーす!!あむっ……んー、美味しい!!」


「後は夕飯のときにみんなで食べような?」


「うん!!」


 いい子だ。さて、こっちは切り終わったが……あっちは決着が着いただろうか?



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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