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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第1章

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卑劣な攻撃

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


(不味いッ!!)


 そう思ったときには既に遅かった。赤いドラゴンは一瞬で空中へ飛び上がり、ブレスの構えをとってしまっていた。


「ハッ、劣等種共々消えて無くなりやがれ!!」


 上空から放たれたその攻撃は、俺ではなくドーナを狙って放たれた。突然のことに彼女は動けないでいる。


「くそッ!!」


 縮地を使いドーナとの距離を詰め、とっさに彼女を茂みの方へ突き飛ばした。その次の瞬間、俺の体はブレスによる熱線に包まれた。


「ヒ、ヒイラギィィッ!!」


「バカが勇者の真似事かぁ?ハハハハハハ!!」


 ヒイラギを燃やし尽くしたと確信した赤いドラゴンは、上空から焼け焦げた大地を見下ろして高々と笑っていた。







 ヒイラギがドラゴンと遭遇する少し前、ギルドにて。


「はぁ~あ、今日も退屈だねぇ。」


 面倒な書類作業を淡々と進めながらぼやく。今日はヒイラギも訪ねてきていないし、特に外での仕事もない。


「これが終わったらまたお菓子でも焼いてみるかねぇ。」


 今日の仕事はこれで終わりだし、またお菓子の練習をしてみてもいいかもしれない。初めて作ったお菓子は意外にもヒイラギには好評だった。

 

 戦闘のことで褒められるより、なぜかこういう側面を褒められるほうが、心が躍るのはどういうことなんだろうねぇ。


「……さてっと、これで終わりだね。それじゃ帰るとするかい。」


 確認をし終えた書類をまとめ、椅子から立ち上がろうとしたその時……。


「はぁっ、はっ!!しっ失礼しますっ!!」


 慌てた様子でミースが扉を開けて部屋へと入ってきた。


 この様子どうやら何かあったみたいだねぇ。ぜぇぜぇと肩で息をするミースの背中に手を置いて、何があったのか尋ねることにした。


「落ち着きな。なにがあったんだい?」


 問いかけると息を整えながらミースは答えた。


「も、森で二頭のドラゴンが目撃されたそうなんですっ!!」


「っな、なんだって!?今行ける奴は!?」


「そ、それが金級以上の人たちが今みんないなくて……。」


「~~~ッ!!そういうことかいっ。」


 最悪なパターンだ、銀級のやつらにドラゴンの相手は荷が重い。仕方ないアタイが行って何とかするしかなさそうだねぇ。


「ミース、常駐してる騎士団に連絡してきな。それまでアタイが何とか時間を稼いでやるよっ。」


 勢いよく部屋を飛び出し森へと急行する。現役を退いてからドラゴンみたいな大物とはやり合ってないけど、少しぐらい時間は稼げるはず。


 森の中を突き進みオーリオの木がある近くに来た時、目の前に予想外の人物が現れた。


「っ!?ヒイラギっ!!」


 思わず目の前に現れたヒイラギの名前を呼ぶと、彼は一瞬苦悶の表情を浮かべた。その次の瞬間…アタイは彼に突き飛ばされた……。


 そしてそれと同時に彼は目の前で業火に包まれた。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 話は凄く面白いのに、句読点が少なすぎて読みにくいのが難点ですね。 あと、一人称は私と俺の一体どちらなんでしょう? 私だと女性のイメージがあるので、個人的には俺の方が合っていると思い…
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