表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

286/1270

エノール工房

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


「おう!!らっしゃい…ってあんたたちは、人間の勇者サマじゃねぇか!?」


 その店主はかなり驚いている様子だった。急に来たものだから驚かせてしまっただろうか。


「急に来てすまない。迷惑だったか?」


「とんでもないぜ!!むしろ来てくれたことに感謝したいぐらいだ。んで、勇者サマはどんな武器を探してんだ?」


「いや、俺の武器じゃなく彼女の武器のことで少しな。」


「ん?そっちの嬢さんのか?」


「まぁ一度現物を見てもらった方が早い。ドーナ、見せてやってくれないか?」


 するとドーナは腰につけていたポーチから、愛用している籠手を出して店主に見せた。


「コレなんだけどねぇ。」


「どれ、ちょっと触るぜ?」


 店主は籠手を受け取ると色々なところを眺めたり、コンコンと指の先で叩いてみたりしていた。


「こいつは随分使い込まれてんな。この辺がチョイと傷んでるが…劣化したってわけじゃなさそうだ。嬢さん、あんた最近レベルアップとかで、急激に力が増したりしてないか?」


「確かに最近力は大きく増したよ。」


「やっぱりな、こいつが壊れた原因は嬢さん…あんたの力に耐えられなかったんだ。」


「そうだったのかい!?」


 確かにドーナはレッドドラゴンの宝玉を食べて、大きくステータスが上昇している。籠手が壊れたのはそのせいだったというわけか。


「こいつに使われてんのは良質なミスリルだ。軽くて丈夫なのが特徴なんだが、ミスリルで耐えきれないってなると更に上の鉱石が必要になる。直してやりてぇが、ウチにもそれほどの鉱石は無いんだ。」


「そう…なのかい。」


 少し気を落とした様子のドーナ。諦めるのはまだ早いと思うぞ?


「ここに無いのなら、ミスリルよりも強い鉱石を取ってくれば直せるんだな?」


 そう店主に問いかけると、彼はニヤリと笑う。


「流石わかってるな!!つまりはそういうこった、この王都から少し離れた場所につっ尖った山がある。そこに鉱石を身に纏ったトカゲが住んでんだ。ミスリルを体にくっつけてるヤツもいれば、鉄をくっつけてるヤツもいる。」


「なるほど…そいつらの中からミスリルよりも強い鉱石をくっつけてるヤツを倒して、ここに持ってくればいいんだな?」


「だが気を付けてくれよ?ミスリルより上のヤツは硬い上に強いからな?」


「わかった。じゃあちょっと行ってくる。次来るときは頼むぞ?」


「任しとけ!!」


 そしてドーナとともに俺は一度店を出た。


 さぁ、ひとつドーナのために頑張ってみようじゃないか。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ