表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

172/1270

グレイスの葛藤

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 イリスと二人でみんなが待つテーブルへと料理を運ぶ。すると、お昼ご飯を心待ちにしているみんなの中に約一名……悶々と葛藤している者がいた。


「食べたら太っちゃうっす…でも美味しいの食べたいっす…ぐぬぬぬ。」


 目の前に置かれたナポリタンを見つめ、必死に自分の中の欲望と戦うグレイス。そんなグレイスの様子を見たシアは…。


「グレイスお腹すいてないの?じゃあシアが食べてあげる~♪」


 悶々としているグレイスの分の料理を、シアが自分の方に引き寄せようとすると。


「だ、ダメっす!!あげないっす、やっぱり食べるっす!!」


 食欲には勝てなかったらしく、グレイスは慌てて自分の分の料理を守った。


「うぅ、食欲には勝てなかったっす。」


 素直でよろしいことだ。我慢は体にも精神的にもよくないからな。


「さ、パスタが伸びちゃうから早く食べよう。」


 グレイスの決心がついたところでみんなで手を合わせ…。


「「「いただきます!!」」」


 いつものあいさつを終えてナポリタンを食べ始めた。


 食べているうちにグレイスもすっかり、ダイエットなんてことはお頭から抜けてしまったらしく、いつものようにおかわりをして食事を楽しんでいる様子だった。


 そして昼食を食べ終えた後で、今日の予定について話し合うことにした。


「さて、今日のこれからの予定だが……もう一回ダンジョンに潜ろうと思う。」


「またお金が必要になったのかい?」


「いや、そういうことじゃない。今回ダンジョンに行くのはドーナとランの実戦形式の稽古のためだ。」


 そう告げると、ドーナとランの二人はこちらの意図を察したらしい。


「なるほど、あのバフォメットとまた戦うってわけね。」


「そういうことだ。アイツは殺しには全く興味はないみたいだし、強さもかなりのものだ。ドーナたちの稽古相手にはもってこいなんだよ。」


 戦闘スタイルもどちらかといえば技巧派よりかは、脳筋のゴリ押しタイプだから教えている武術と相性もいい。アイツ以上に練習になる相手は今のところいないだろう。

 獣人族の国に行く前にある程度ドーナたちには実践でも技を使えるようになってほしいからな。


 そして二人の了承も得られたところで、俺たちはギルドへと向かって歩みを進めるのだった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ