次なる目的の食材は…
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翌日、朝食を食べている最中に俺はみんなに次の予定を話していく。
「みんな、今日の予定なんだけど……つい昨日確保できたゴーダバッファローを解体してもらいに、獣人族の国に行こうと思う。」
「この村には獣を解体できる人間はいないの?」
そうランが問いかけてくるが、昨日村長に確認したところ、この村には普通の獣をある程度解体できる猟師はいるが、この巨大なゴーダバッファローの解体はできないとのこと。となるとやはり頼りにできるのは獣人族の国にいるグリズ達なのだ。
「残念ながらこの村にいる人じゃ無理らしい。だから獣人族の国にいるグリズ達に頼むしかないんだ。」
「あ~、あの熊の獣人ね。任せても大丈夫かしら?」
「グリズ達は相当な数の魔物を解体してるし、いろんな魔物の知識を活かして初めての魔物にも対応してくれると思う。」
事実、初めて解体するであろうサラマンダーやグリフォンを持って行っても問題なく解体してくれた実績があるから、彼らのことは信頼してる。
「じゃあ今日から獣人族の国に向かって馬車で向かう感じかい?」
「いや、解体には時間もかかるだろうし、今回はレイの移動魔法で飛んでいこう。」
「むっ!!ようやくワシの出番が来たのじゃ!!」
「で、獣人族の国に行ってゴーダバッファローを解体してもらったら、そのついでに獣人族の国の幻の食材を狙いに行こう。」
「獣人族の国の幻の食材といえば、会議の時に2種類ほど候補にあがっていたな。名前は何だったか……。」
師匠はあの時、家族会議で候補に上がった食材を思い返しているがなかなか思い出せないらしい。
「あの時はもうみんなゴーダバッファローに集中しちゃってましたからね。」
するとリリンが口を開いた。
「一つは覚えてるわ。食べられる宝石……ジュエルキャンディーよね?」
「おっ、ご名答。一つはそれだ。」
とんでもなく強い魔物たちが徘徊してるが、高価な宝石が採掘されるという、危険な鉱山の山頂に生えているという食べれる宝石の実る木。
「もう一つは、人食い植物の生息域に生えてる野菜……通称ドラゴンズテイル。噂によると食べると寿命が延びるって言われるぐらい栄養豊富らしいな。」
獣人族の国に行ったあとは、この2つの食材を求めて旅を続けよう。
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