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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅
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女神たちの様子は…

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 宴会の最中、チラリとイリス達の方に目を向けると、そこではイリスとメルとゼラの3人が楽しそうに会話しながら料理を食べて、お酒を飲んでいた。


 あれが俺以外の人には見えていないっていうのもすごい話だな。ってかイリスはどうなんだ?もしメルとゼラの2人が見えていないのなら、イリス一人で誰かと会話してるような感じに見えてると思うんだけど……。


 そう疑問に思っていると、イリスが俺の視線に気が付いて手招きしてきた。それに従って彼女たちが囲んでいるテーブルにお邪魔することにした。


「あ、いらっしゃ~い。今日も美味しく食べさせてもらってるわよヒイラギ君。」


「それは何よりなんだが、この状態って俺とかイリスってどうなってるんだ?独り言喋ってるみたいになってるのか?」


「あ~、それはね。そもそもこの空間を私たち以外が認識できないから、今ここにいるあなたも他の誰からも見えなくなっているわ。」


「簡易的な神域になってるんだね~。」


「なるほど……。じゃあ勝手に人が消えたってビックリされる心配は?」


「それもないわ。あなたの姿がこの空間に入った瞬間そのほかの人達の認識から自然と消えるの。だから、この空間にあなたがいる限り人々はあなたのことを気にかけるようなことは無くなるってわけ。」


「ほぉほぉ……。」


「まぁ、そういう事だから何も気にしなくていいってわけ。」


 そう説明しながら、メルはクイッとお酒を飲み干した。


「ぷは~っ、ここのお酒は良いお水で作ってるから美味しいわ~。これに美味しい料理もあって……贅沢よ贅沢。」


「言うことなしだよね~。神域にいる間にこういうのがいつでも食べれればいいんだけどね~。」


 そうメルとゼラの2人が話していると、イリスが何か思い当たることがあったらしく、口を開いた。


「そういえばヒイラギさんの元いた日本という場所には、料理を届けてくれる人たちがいましたよね?」


「フードデリバリーってやつだな。」


「あら、そんな便利なものが別世界にはあるの~?この世界にも導入してくれないかしら。」


 そう言いながらチラリとメルがこっちを見てくる。


「この下界ならフードデリバリーを始めたら儲かりそうだけど、もし神域に届けるとしたら……代わりに何をくれるんだ?」


「対価ってわけね。確かに下界じゃお金の受け渡しで成り立ってるけど……私たちは何をあげればいいかしらね。」


「じゃあここで話し合って決めよ~!!」


 そうしてひょんなことから、フードデリバリーを神域にする場合何を対価にするのかを話し合うことになったのだが、宴会終盤まで結局決まらず次回に持ち越しとなったのだった。



新作の「触手の恩返し〜あの時助けた触手に今はボクが助けられてます!?〜」も投稿中ですので良ければよろしくお願いいたします。

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