リカーガレオスで宴会料理を
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リカーガレオスを一先ず解体し終えた後で、村長のエダに今夜リカーガレオスを使った料理を村人全員に振る舞いたいと相談したところ、快く了承してもらい、今夜は村人全員が集まる宴会を開くことになった。
宴会会場の設営は、村人の人達が手伝ってくれているので、俺はこのリカーガレオスを調理して豪華な料理を作るとしよう。
「それじゃあ……始めようみんな。」
今回の大量調理には、ありがたいことにドーナ、ラン、イリスの3人がアシスタントに入ってくれる。今回は1人1つ料理を手伝ってもらおう。
リカーガレオスの身は、既に用途別に切り分けて下味をつけてある。後はこれを順々に調理していくだけだ。
「時間のかかるものから取り掛かろう。」
まず取り掛かるのは煮付けだ。これはじっくりと煮込んで味を染み込ませないといけないから、第一に取りかかる。
「まずは昆布出汁に酒、味醂、砂糖を加えて、リカーガレオスの切り身を煮込む。」
沸騰してきたら、アクを取りながら味の決め手となる醤油を入れて落とし蓋をして、コトコトと味が染み込むようにじっくりと煮込む。
「イリス、煮付けの底が焦げないように面倒を見ててくれ。」
「任せてくださいっ。」
「ドーナとランは、俺と一緒にパン粉づけを手伝ってくれ。」
「はいよっ!」
「分かったわ。」
煮付けをコトコトと煮込んでいる間に、フライにする用に下味をつけたリカーガレオスの身にパン粉をつける。
「よし、これを揚げるのはランに任せるぞ。」
「は〜い、任されたわ!!」
「ドーナは、このニンニクと塩コショウで味をつけたリカーガレオスの身を焼いて、ステーキにしてくれ。中心まで火を入れないといけないから、全面に焼き色を付けたらオーブンバットに並べて、オーブンで焼いてくれ。」
「わかったよ。」
イリスには煮付けを、ランにはフライを、ドーナにはステーキを任せて、俺はもう一品料理を仕上げよう。
「寒い外で食べるんだ、体を温めるのには……やっぱり鍋だよな。」
今回の鍋はちり鍋……メインはもちろんリカーガレオスだ。
「鍋に野菜とリカーガレオスを盛り付けて……昆布出汁をひたひたに注ぎ入れる。」
最後に塩を一つまみ全体にふりかけたら、準備は完了だ。後はコンロで火を入れる時にリカーガレオスと野菜から出汁が出て、美味しく仕上がるだろう。
「こっちは終わりっと……あとは、みんなを手伝おう。」
他のみんなの料理の仕上げも手伝い、今晩の宴の準備は着々と進んでいったのだった。
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