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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅
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ソードテールサーモンの石狩鍋完成!

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 ランが切り分けをやってくれている間に、俺は石狩鍋の味の基本となる出汁を引いていこう。


「今回使うのは昆布と、ソードテールサーモンのアラだ。」


 まずはソードテールサーモンのアラの下処理から入ろう。


「血を良く洗ったソードテールサーモンのアラに塩を振って、オーブンでじっくりと焼く。」


 一度アラを焼くことで、いざ出汁を引くときに焼いた香ばしい香りと、濃厚な旨味を抽出することができる。


「次はその間に昆布出汁を引いておこう。」


 この昆布出汁一つとっても、多種多様な出汁の引き方がある。例えばお湯を一定温度に保って、1時間ぐらいじ〜っくりと出汁を引くやり方もあれば、昆布を一晩水につけて、それから出汁を引くやり方もある。


 ま、やり方は色々あるけど、結局自分が一番美味しいと思う方法でやってみるのが一番良い。


「今回は、あらかじめ水の中で戻しておいた昆布をじっくりと煮出して出汁を引こう。」


 中火よりも少し弱いぐらいの火加減で、沸騰直前までじっくりと昆布を煮込んで出汁を引く。


「鍋底がふつふつと沸いてきたら昆布を取り出して、オーブンで焼いたソードテールサーモンのアラを入れる。」


 そしたらまたじっくりと煮込んで、今度はソードテールサーモンの出汁を引いていく。


「あとは味見して……うん、これでよし。あとは味噌で味を決めれば完璧だ。」


「ヒイラギ〜、こっちも終わったわよ。」


「あぁ、ありがとう。それじゃ盛り付けに入ろうか。」


 鍋にたっぷりの野菜とソードテールサーモンの切り身を詰め込んで、さっき作った味噌出汁をアラごと盛り付けたら……。


「ほい、ソードテールサーモンの石狩鍋完成だ。」


「美味しそ〜っ!!もうお腹の虫が鳴り止まないわ!!」


 今にもランは石狩鍋に飛びつこうとしているが、まだ野菜には火が入ってないし、ソードテールサーモンにも、火が入ってない。


「この世界の川魚はどうか知らないけど、川魚はしっかりと火を通さないとお腹に寄生虫がつくかもしれないぞ?」


「そ、それは……イヤね。」


 ランはお腹を押さえて顔を青くしている。


「それじゃ、このカセットコンロと一緒に向こうのテーブルに持っていってくれるか?」


「はいは〜い、分かったわ。」


「俺はちょっとやることがあるから、そっちは頼むな。」


 そして俺は、別のやることを片付けるために、一人用の鍋を取り出した。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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