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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅

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石狩鍋の仕込み

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 山の地図への情報の記入を終えた俺は、早速夕食の準備に取り掛かることにした。今回俺を手伝ってくれるのは、ハウスキットから外に出られなかったランだ。


「さてじゃあ、今日作るのは()()()っていう鍋料理を作るぞ。」


「い、()()()()()()?……ワタシ、この世界に生を受けてからだいぶ経つけど、食べられる()なんて知らないわよ?」


「この石狩鍋って料理は、石を食べるわけじゃなくて、この鍋に入る具材が良く取れた川の名前が由来なんだ。」


「へぇ……じゃあその具材っていうのは?」


「コイツだ。」


 俺はフレイと一緒に釣ってきたソードテールサーモンをまな板の上に置いた。


「あ、これ見たことあるような魚ね。あれじゃない?ジュエルサーモンに似てるわ。」


「そ、多分ジュエルサーモンと近い仲間だな。石狩鍋っていう料理には、サーモン……つまり鮭が欠かせないんだ。」


「なるほどね、理解したわ。」


「じゃあランには、このソードテールサーモンを3枚に下ろしてもらおうかな?」


 そう言うと、ランは少し自信のなさそうな表情を浮かべた。


「こ、こんな大きい魚できるかしら?」


「大丈夫、要領と手順は何一つ変わらないから。失敗したって良い、挑戦することが大事だぞ。」


「分かったわ……やってみる。」


「じゃあ俺は他の具材を準備してるから、わからない所があったらすぐ言ってくれ。」


 そして俺はソードテールサーモンの事をランに任せて、他の具材の調理に取り掛かった。


「石狩鍋に欠かせないのは、じゃが芋とたっぷりの葉野菜……それと豆腐だな。」


 じゃが芋は入れる文化と入れない文化があると聞くが、俺は入れたほうが美味しいと感じたので、今回は具材として鍋に投入する。


「よし、じゃあやっていくか。」


 じゃが芋は皮を剥いて一口サイズに乱切り、葉野菜はぶつ切りにして茎と葉の部分で分けておく。


 仕込みをしている間に、ちらりとランの方に目を向けると、既に片身を下ろし終わっていて、もう片身の方を難しそうな表情をしながら下ろしていた。


(うんうん、綺麗に下ろせてる。しっかり包丁が骨に当たってる音も聞こえてくるし、何も問題なさそうだな。)


 安心してランにソードテールサーモンの方を任せていると、どうやら一匹下ろし終わったらしく、こちらに声がかかった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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