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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅

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雪山探索2日目

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 昼食を食べ終えた後、昨日と同じメンバーで俺達は雪山の登山を開始した。昨日の探索で確認したスノウパンチシュリンプの生息域を、大きく迂回することで余計な戦闘もなく、サクサクと進むことが出来ていた。


「ふぅ、山頂まではまだまだ道のりは長いな。」


 恐らく目的のゴーダバッファローがいるのは山頂付近……。スノウパンチシュリンプの生息域を大きく迂回したから、直線距離があまり稼げていないため、まだ俺達は山をほんの少し登っただけにすぎない。


「地図に書いてある情報通りだと、もうそろそろ()()()()()()っていう植物の群生地帯のはずなんだが……それらしいのは見えてこないな。」


 この植物のことは、図鑑でリサーチ済みだ。食べられるのかと思ったが、どうやら毒草らしくその毒もかなり強力なものらしい。


「リリン、上から見た感じ何か変わったものは見えないか?」


「な〜んにも無いわ。見える範囲にあるのは一面に広がってる雪だけね。」


「そうか……。」


 となると、当分この景色が変わることはないな。近くに魔物の気配もないし。


 そして黙々と山を登っている最中、ふと俺は目の前の雪に違和感を感じた。


「ん?ここからの雪……少し色が違う?」


「そうかい?同じ色にしか見えないけど……。」


 試しに足元の少し雪を掘ってみると、俺の違和感が当たっていたことが判明する。


「やっぱりな。ここからがユキシモソウの群生地帯なんだ。」


 ユキシモソウの花は綿のように真っ白でふわっとしているから、雪とまるで見分けがつかない。だが、植物の茎が積もっている雪の中にあるから、掘ってみれば一発で分かる。


「このユキシモソウの群生地帯を抜ければ……もうすぐ中腹ら辺にたどり着ける。」


 山の中腹には、昔ここで狩人をしていた人が使っていたという山小屋があるらしい。村長の話ではその人もゴーダバッファローを狙うべく、頑張っていたらしいな。


「もう少し進んだら山小屋が見えてくるはずだ。そこで一度休憩を挟もう。」


 そう提案すると、リリンが上空に飛ばしている蝙蝠でその山小屋を発見したらしく、口を開いた。


「その山小屋って、多分今私に見えてるやつだと思うんだけど……。」


「あぁ、おそらくそうだろうな。」


「あれ、原型を留めないぐらい破壊されてるわよ。」


「え!?なんだって!?」


 それは予想外すぎるぞ……すぐに確認に向かおう。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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