ソードテールサーモンでキャンプ飯
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今回料理に使うのは、今日たくさん釣れたソードテールサーモンといくつかの香草だ。
「土鍋でご飯を炊いている間に、ソードテールサーモンを三枚に下ろして骨を抜いて、塩と胡椒で下味をつけておく。」
「ヒイラギさん、ボク何かやることある?」
「フレイは焚き木の火が消えないように、その辺に落っこちてる木とかを足して火を維持してくれるか?」
「わかったよ。すぐ拾ってくるね!!」
フレイが薪を拾ってくれている間に俺はどんどん調理を進めていく。
「軽く香草を火で炙って香りを出して、下味をつけたソードテールサーモンの身の上に散りばめる。」
あとはこれを丸ごとアルミホイルで包んで、焚き木の中に放り込むだけ。
「よし、あとは火が入るまでじっくり待っておこう。」
調理が終わるとほぼ同時ぐらいにフレイは戻ってくると、焚き木の中に放り込まれている銀色の包みを見て首をかしげていた。
「ヒイラギさん、これ何?」
「それが今日の俺達のご飯だ。」
「なんかすごい金属っぽくて食べれそうにないんだけど……本当に食べれるのこれ?」
「食べれないものを調理したりはしないさ。ま、火が入るまで少し時間がかかるから、ゆっくり焚き木の面倒を見ながら待ってようじゃないか。」
「うん、わかった。」
そうして焚き木の火力が落ちないように面倒を見ながら、料理に火が入るのを待っていると、煙に混ざってほんのりと香草の良い香りが辺りに漂い始めた。
「あ、なんかいい匂いしてきたね。」
「この香りがしてきたってことは、もうそろそろ出来たな。」
焚き木の中からアルミホイルに包まれたソードテールサーモンを取り出して、フレイの前で開いて見せた。
「この銀色の包みの中身はこんな風になっていたんだ。」
「へぇ~!!この中にお魚を入れて料理してたんだね。」
「いわゆる包み焼きっていう調理法だな。これだと香りと旨味を全部閉じ込めることができるんだ。」
あとはこれをほぐして、炊き立てのご飯の上に乗せて……バターを少し落としてやれば完成っと。
「ソードテールサーモンのキャンプ飯……完成だ。」
何気にキャンプ飯って言う分類の料理を作ったのは初めてだな。キャンプに行ったことが無いからこれであっているのかはわからないけど。
「さ、フレイ食べようか。」
「うん、食べよ食べよ~っ!!」
「それじゃ、いただきます……。」
「いただきま~す!!」
そしていざ食べ始めようとした瞬間……俺の目の前に突然シアとメリッサの2人が現れた。
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