表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅
1234/1270

雪山探索開始

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 ゼラから天気予報を聞いた翌日……俺はドーナと師匠、そしてリリンと共に、ゴーダバッファローのいる雪山の地形を把握するべく、少し探索してみることにした。


 ちなみにランやレイ、グレイスはどれだけ厚着をしても雪山に一緒に登るのは辛いらしく、シア達と一緒に、ハウスキットでお留守番となった。


「天気がいいのはお昼までらしいから、それまでには切り上げて帰ってこよう。」


「雪山で悪天候に見舞われて遭難って、よく聞く話だからねぇ。」


「私も2度目……いや正確には3度目なのか?まぁいい、今の生を終わらせたくはない。安全策を取ることには賛成だ。」


 そうドーナと師匠と話し合っていると、動きづらそうな厚着を身に纏ったリリンが不機嫌そうに口を開いた。


「まったく、なんで私も一緒に行かなきゃいけないのよ。」


「リリンはほら、コウモリ飛ばせるだろ?それで周りを探索して欲しいなって思ってさ。」


「できないことはないけど、私のコウモリも寒さで動きが鈍ってるわよ?」


「ちょっと上から周りを見渡せればそれでいい。遠くに飛ばしたりとか、別に無理しなくて構わないから。」


「……わかったわよ。」


 渋々ながらもリリンは承諾してくれた。


「よっし、じゃあ安全には細心の注意を払って山を登っていこう。」


 そして登山口から、俺達は雪山へと足を踏み入れた。


 しばらく緩い傾斜を雪を掻き分けながら登っていると、ポツリと師匠が雪景色を見て呟いた。


「これだけ雪が積もっているなら、スキーができるな。」


「あれだったら道具でも作ってもらいます?腕のいい知り合いがいますよ。」


「そんな真面目な装備なんていらないぞ。平行な木の板が2枚あれば十分だ。」


「それ、危ないですよ。」


「私は子供の頃からそうやってスキーを楽しんでいたから、そっちのが慣れてるんだがな。」


 と、スキーの話をしていると、それに興味を持ったドーナとリリンが話に加わってきた。


「そのスキーってのはいったいなんだい?」


「話を聞いてる感じ、この雪を使った何かみたいだけど。」


「気になるなら下山する時に見せてやろうじゃないか。その辺に木の板か何か落っこちてれば良いんだが……なぁっ!?」


 話をしながら歩いていた師匠の姿が、突然雪の中へと引きずり込まれるように消えた。


「師匠っ!?」


「シズハっ!!大丈夫かい!?」


 慌てて師匠が消えた場所を確認しに行くと、ポッカリと空いた穴の底で、師匠は何かの魔物と格闘戦になっていた。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ