天気予報
ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。
早速天気の女神ゼラにゴーダバッファローが現れる山の天気を尋ねてみることにした。
「実はゴーダバッファローを倒したいんだけど……その山の天気が知りたいんだ。」
「あ、キミもそれ狙いなんだね〜?あんな魔物の何が良いのか分かんないけど〜……ま、ちょっと待ってね。」
すると、彼女はどこからか大きな本を取り出してパラパラとめくり始めた。
「明日は〜……明朝からお昼まではカラッと晴れてるけどそれからは猛吹雪に変わるね。」
「……ちなみに一日中安定した天気の日ってどれぐらい先だ?」
「ん〜と、朝から晩までいい天気なのは〜……7日後だね。」
「その日に天気が急変するとかは?」
「無いね。天気の女神ゼラの名に誓って、そんな事は起こり得ない。あ、でも魔法とかで無理矢理天気を変えられた〜とか、そういうので苦情は受け付けられないからね。」
「もちろんわかってる。」
7日後がゴーダバッファローを探し、討伐する最もチャンスな日か。その日だけは逃さないようにしたいな。
「ほかに質問とかある〜?」
「大丈夫…………あ、ちょっと待って、天気以外のことでもいいかな?」
「答えられることなら答えてあげるよ。」
「ゴーダバッファローについて知りたいんだ。」
「あの魔物について知りたい?下界に文献とか無いの?」
「知っての通り、ゴーダバッファローを狙いに行った人間は帰ってこないから、情報が全く無いんだよ。」
「そういうことね〜。納得!」
するとゼラは、ゴーダバッファローについて知ってることを話してくれた。
「あの魔物……人間にとっては珍しい魔物らしいけど、あの山には結構な数が生息してるよ。」
「え?何匹ぐらいだ?」
「ん〜、この前見たときは10匹以上は見えたけどね〜。」
「そんなにいるのに、なんで誰も狩猟して帰ってこれないんだ……。」
「それは、あの魔物を狙って山に入った人間み〜んな、山の天気に翻弄されて死んじゃうからだね〜。あの魔物自体は強くはないよ?ちょっと逃げ足が速いぐらい。」
「……そうだったのか。ありがとう、いい情報をもらった。」
ペコリとお辞儀しながら礼を言うと、気を良くしたのか、彼女はもう一つゴーダバッファローについて、あることを教えてくれた。
「もう一つ良いこと教えてあげる。あの魔物を倒すなら、カッチンコッチンに凍らせて倒すんだよ〜。じゃないと……大変かも?」
「わかった。頑張ってみるよ。」
「うんうん、私も上から見てるから、頑張ってみてね。」
「また成果があったら報告に来るよ。それじゃ、今日はありがとう。」
「ゼラちゃん、また来ますね。」
「2人ともばいばいね〜。」
ゼラがこちらに手を振ってくれると、次の瞬間、俺の意識は体に戻ってきていた。
この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。




