表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1203/1270

スネイクフィッシュ

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 さっきの電気ナマズ……一応名前がバ《・》()()()っていうらしいのだが、魚の切り身をエサにすると、コイツしか釣れない。さっきから入れ食い状態となってしまっている。


 もう朝食に必要な分ぐらいは釣れてしまっているし、この先釣れてもリリースするしかないんだよなぁ。


「う〜ん、魚の切り身じゃ駄目ってことか。」


 そうなると、新しいエサを準備する必要があるな。


「何かエサになるようなものはあったかな……。パンとかじゃダメかな?」


 以前パンで魚が釣れるという話を聞いたことがある。それをこの世界で実践してみよう。


「釣り針にパンをつけて……ほいっと。」


 本当に釣れるのか疑問だが、一先ずこれで待ってみよう。と、そう思った矢先、ぐいんと釣り竿が強く引かれて()の字に曲がった。


「本当に来たっ!!」


 これはさっきまでのバリーズとは全然違う引き方だ。きっと何か違う魚が釣れたに違いない。絶対に逃がすまいと力を込めながらも、慎重にこちらに引き寄せる。


「もう少しだ……。」


 そして魚影が水面に映るぐらいまで引き付けたとき、食いついていた魚が自分からこちらに飛びあがってきた。


「キシャァァァッ!!」


「いぃっ!?蛇!?」


 真っ黒な蛇体が大口を開けてこちらへと向かってくる。一瞬ビックリはしたものの、冷静になってとびかかってくる蛇体をぺシンと叩き落とした。


「びっくりしたなぁ。これ何なんだ?魚……ではなさそうなんだけど。」


 びちびちと暴れまわる蛇のようなウナギのようなその生き物に向かって鑑定を使った。


「鑑定によると……名前はスネイクフィッシュ。血に毒があって、骨が多く複雑……なるほど本当にヘビみたいな感じなのかな。」


 骨切りしたら食べれるとか……そういう種類だったりしないかな?


「一応確保だけしておこうか。」


 ブリザードブレスで凍らせてスネイクフィッシュはマジックバッグの中に突っ込んでおいた。


「さぁて、まだまだ夜はこれからだ。」


 俺はいろいろと創意工夫をこなしたエサを使いながら、まだ見ぬ川のヌシを釣り上げるために、朝まで寝ずに釣りに勤しむのだった。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ