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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅

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キックバトルバードの水炊き

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 大きな鍋に野菜と豆腐、キックバトルバードの肉を盛り付けて、そこに先ほど引いた白湯スープを流しこむ。それを何個か用意して、カセットコンロと一緒にみんなが休んでいるテーブル席へと持って行った。


「みんなお待たせ。」


「できたのね?さっきからいい匂いがこっちにず~っと流れてきてて、お腹が鳴りっぱなしだったわ。」


「みんなが倒してくれたキックバトルバードなんだけど、ちょっと味見したらすごく美味しい鳥でな。だから今日はこのキックバトルバードを一番味わえて、尚且つ体が温まる鍋を作ったんだ。」


 すると、鍋というワードにいろいろな人物が反応した。


「鍋っ!?ならコラーゲンはあるの?」


 真っ先にそんな声をあげたのはリリンだ。彼女は結構コラーゲンには敏感だからな。


「前みたいにコラーゲンの塊……みたいな感じじゃないけど、骨を粉々に砕いて出汁を引いたから、ある程度はコラーゲンの抽出はできてると思う。」


「入ってないより全然いいわよ。」


「コラーゲンを取りたかったら、スープをたくさん飲むといいかも?って感じだ。」


「じゃあ今日はそう心掛けながらあなたの料理を楽しもうかしら。」


 コラーゲンが入っていると知るや否や、急に上機嫌になるリリン。しかし、この鍋……実は最後にスープもすべてお腹の中に納まるように、とあるものを用意しているのだ。


「でも、あんまりスープを飲みすぎちゃうと……最後後悔するかもしれないぞ?」


「どういう意味かしら?」


「それは最後のお楽しみってやつだな。」


「……最近分かったのよ。あなたのそういう忠告は素直に聞くべきってね。だから、その最後ってやつを楽しみにしておくわ。」


「あぁ、そうしてくれ。」


 そしてみんな集まって一つのテーブルを囲んだところで、俺はカセットコンロに火をつけた。すると、数分してぐつぐつと沸騰する音が聞こえてきた。


「よし、それじゃあ蓋とるぞ~。熱い蒸気に気をつけてな。」


 鍋の蓋を取った瞬間、ぶわっと香りが蒸気と共に溢れ出した。


「さ、それじゃあ食べよう食べよう。明日への英気を養うために、みんなたくさん食べてくれよ?」


「「「は~い!!」」」


「それじゃあ、早速……いただきます。」


「「「いただきま~すっ!!」」」


 みんなで手を合わせ、いつもの食前のあいさつをしてから、一斉にキックバトルバードの水炊きを食べ始めた。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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