表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
新章 美味い物巡りの旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1189/1270

いざツンドライサへ!!

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 エルフの国を出発した後、俺たちは一度馬車ごと人間の国の街……エミルへと飛んだ。


「よし、エミルに着いたな。」


「ここに馬車を引いてくるのも久しぶりっすねぇ。」


「今度向かうツンドライサって言う村は、シュベールとは逆方向にあるらしい。」


「ってことはあっちの方に進めばいいっすか?」


 ちょんちょんとグレイスはシュベールに向かう方向とは反対の街道を指さした。


「その通り。ここからかなり北に進むことになる。ツンドライサはこの国の最北端にある村だから、ここから旅を始めても、何日かかることか……。」


「そこは任せてほしいっすよ~。自分が最短で、そのツンドライサにみんなを運んでみせるっす!!」


「頼もしいな。」


 グレイスの頭を何度か撫でてから、俺は操縦席に座った。


「よし、じゃあ出発だグレイス。今日の目標は、日が沈む前にエミルの一つ先にある街に着くことだ。できれば野宿は避けたいからな。」


「了解っす!!じゃあ飛ばしていくっすよ~!!」


 意気揚々と馬車を引き始めたグレイスの馬力はやはりすさまじく、前に引いてもらっていた馬車よりも、遥かに拡張されて重くなったこの馬車を軽々と引いてツンドライサへと向けて進んでいく。


 道中いくつ馬車を抜かしたのかさえも分からなくなるほど、グレイスの速度はすさまじかった。その影響で、運転席に座っている俺には冷たい風がびゅうびゅうと吹き付けてくる。


「うぉぉ……運転席はなかなか冷えるな。」


 念のため厚着をしておいて正解だったな。


 そしてしばらく進むと、グレイスの馬車を引くペースが徐々に落ちてきた。


「グレイス、大丈夫か?疲れたら休憩をはさんでもいいぞ?」


「ち、違うんすよヒイラギさん……。めちゃくちゃ寒くなってきたんすよ!!ホントは勢いよく飛ばしていきたいっすけど、これ以上体に当たる冷たい風が強くなると、動けなくなっちゃうっす。」


「エノールに用意してもらった防寒対策用の装備に切り替えるか?」


「そこまでじゃないっす。大丈夫っす。」


「わかった。」


 俺の方でも何かグレイスを温かくする方法がないか試してみようか。


「暖かくする方法……暖かいと言えば火か。」


 薪で温まるってわけにもいかないし、そうなると現状俺が使えるのは……ブレスだな。今度炎魔法でも誰かに教わってみようかな……レイなら魔法の分野には詳しそうだし、あとで教えてもらおう。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ