表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1167/1270

イリスの神気補給

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 いざ本格的にみんな各々が好きなものを食べるバーベキューが始まると、自分で釣った魚に舌鼓を打ったり、それを肴にお酒を楽しんだりしていた。


 そんな中、俺のそばにぴっとりとくっついて、離れない人が約1名……。


「うふふ、やっぱりこうやって神気を分けてもらうのが一番効率がいいですね。」


 俺の体にぴっとりとくっついて神気を吸収しているのはイリスだ。これが彼女のやってほしいこと……俺からの神気の補給だ。


「ちなみに一つ聞いておきたいんだけど、神華樹の果実を食べるのと、俺にくっついて神気を補給するのとでは、どっちの方が効率がいいんだ?」


「効率的な話であれば、神華樹の果実を食べた方が圧倒的に効率がいいですよ。でも、あちらは有限ですし、本当に使いたいときに無いと、皆さんが困ってしまいますから、あまりそちらは使わないように最近気を付けているんです。」


「なるほどな。」


 そう納得していると、イリスはぱっと俺から離れた。


「ありがとうございましたヒイラギさん。」


「ん?もういいのか?」


「はいっ、これ以上ヒイラギさんから頂いてしまうと……ヒイラギさんが無気力状態になってしまいますから。」


「え!?」


 まさかと思いステータスを開いてみると、神気の残量が残り1%となっていた。


「い、今ちょっとくっついていただけでこんなに持っていかれたのか。」


「ふふふ、デミゴッドと女神の神気の量を比べてはいけませんよ?これでも私は相当な量の神気を体に宿しているんですから。大体ヒイラギさんの3倍ほどでしょうか。」


「さすがは女神だな。」


「さてとっ、そろそろ私もバーベキューを楽しみますよ~っ!!」


 みんなに混ざるように、イリスも網の上で焼かれている肉や魚を頬張っていく。するとイリスが離れていったのを見計らって師匠がこちらに歩み寄ってきた。


「懐かしいな柊。こんな風にバーベキューを花火大会の時にやっていたのを覚えているか?」


「もちろん覚えてますよ。毎回ビールを一本飲んだだけで酔いつぶれた師匠を、家まで送るの大変だったんですから。」


「っ、そ、それは言わない約束だろう。」


「でも師匠はこっちの世界に来てから意外と飲めるようになりましたね?」


「あぁ、どういうわけかはわからんが、ビール一杯程度では何も感じなくなったな。」


 そう言って師匠は野菜や肉などを刺していたバーベキュー串を頬張って、それを一気にビールで流し込んだ。


「くっはぁ~、最高だ……酒が飲めるというのは素晴らしいな。柊は飲まないのか?」


「俺は誰かがつぶれたときに介抱しないといけないので、このままバーベキューを楽しみますよ。」


「む、そうか。ではまた今度だな。」


 そうしてみんなでバーベキューを楽しんだ後、俺たちはエルフの国の屋敷へと戻るのだった。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ