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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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中間釣果発表

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 お昼時近くまで釣りを続けた後、一度みんな集まって釣果を発表することになった。


「それじゃあ、ドーナから釣果の発表をお願いできるかな。」


「アタイはバルンフィッシュ3匹と、なんか大きな蟹が釣れたよ。」


 ドーナはフグのように味の良いバルンフィッシュ3匹と、小さな子供ほどの大きさの巨大な蟹を釣り上げたようだ。


「じゃあ次はワタシね。ワタシはこれっ!!」


 ランが背後から取り出したのは、カジキのような長い剣に似た(フン)がある巨大魚だ。


「ほぉ~、また大きいのを釣ったな。」


「普通に釣り上げたら竿が折れちゃいそうだったから、水の中に飛び込んで仕留めてきたわ。」


「はは、流石だな。」


 さて次はだれが発表してくれるかな……。期待しながら待っていると、イリスとシア、そしてグレイスの3人が手を挙げた。このメンバーはシアが釣りしてるのを見守っていた組だな。


「今度はシアちゃんが釣り上げたお魚を見てもらいましょうか。」


「シアちゃんもすごい魚釣ったすよ~!!」


「お兄さん見てみて~♪」


 そしてシアが両手で抱え上げたのは、驚くことに大きなルビーブリムだったのだ。


「おぉ、こっちはまた超高級魚を釣り上げたな。」


「このお魚さん美味しいんだよね?」


「あぁ、めちゃくちゃ美味しいお魚だ。」


「じゃあ今日の夜食べたいっ!!」


「わかった。任せてくれ。」


 今日の夜はみんなが釣り上げたお魚を使って、お刺身とかを作ろうと思っていたところだったからな。ルビーブリムがあれば、さぞ食卓が豪華になることだろう。


「では早目に私も見せておくか。」


 そして師匠は、バケツからまだ生きている大きなコウイカのようなイカを一匹取り出した。


「おっ、いいサイズのイカですね。」


 そう褒めていると、最後の反撃に乗り出したイカが、師匠の顔に墨を大量に吹きかけた……。


「…………許さん。」


 真っ黒になってしまった顔で、ぎろりとイカのことをにらみつけると、師匠は手刀をイカの眉間に落として完全に締めてしまっていた。


「さ、さて、リリン達は……何か釣れたか?」


「ボクはまだ釣れてないよ~。でもお姉さまは何か釣ったんでしょ?」


「み、見せるほどの物じゃないわよ。」


「何かそんなに見せづらいものを釣ったのか?」


「……これよ。」


 そしてリリンが少し恥ずかしそうにしながら取り出したのは、両腕を挙げてこちらを威嚇する小さなザリガニのようなエビ。


「あ……うん。なんかゴメン。」


「何よその反応はっ!!まだ陽は沈んでないし、これからもっと大きい魚を釣ってやるんだから見てなさい!!行くわよライラ。」


「かしこまりましたお嬢様。」


 そしてリリンはライラを連れてまた釣りに行ってしまった。


「みんなの発表を聞いた限りだと、今のところはメリッサが釣ったのが一番だな。」


 メリッサが釣った巨大アナゴをみんなに見せてやると、それがまたみんなの熱意に火をつけたらしく、みんなまた大物を狙って釣りを再開したのだった。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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