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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第2章

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親子丼

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 朝日が窓から射し込み、朝の訪れが告げられた。結局ふやけるまでシアに耳をしゃぶられ、朝になってしまった。


 そろそろ動いてもいいかな。


 シアを起こさないように体を起こすと、ドーナとランの二人の間に寝かせた。すると、するりとシアの腕から抜け出したグレイスが俺の肩にとまった。


「グレイスおはよう。」


「おはようございます~ヒイラギさん。」


「今から朝ご飯作るから、もう少し休んでてもいいぞ?」


「ヒイラギさんが作るところ見ててもいいっすか?」


「ん~、わかった。」


 グレイスを肩にとめたまま厨房へと向かう。そして使う野菜をまな板の上に置く。


「よし、やるか!!」


 まずは玉ねぎだ。皮を剥いて半分に切りスライス。


「め、目が痛いっす~!!」


 玉ねぎを切っているとグレイスが必死になって目を押さえていた。こればかりは、慣れていても痛いものだ。見ていると言った以上我慢してもらうしかない。


 さて、お次はネギ、青い所を使おう。小口切りして、水で洗う。


「野菜はこれで終わり、後は肉だ。」


 鳥モモ肉を掃除して一口サイズに切り分けていく。それに塩、胡椒で下味をつける。


「よし、後は調味液を作るか。」


 水に本つゆ、砂糖、味醂、酒、醤油で味をつける。俺は少し甘めの味が好きだから、砂糖を少し多めにいれる。あとは鍋に入れて玉ねぎを入れ、沸騰させる。


「よし、鶏肉も入れよう。」


 沸騰したら鶏肉を入れて火を通していく。そこからはひたすらに灰汁をすくう。灰汁が出てこなくなり、鶏肉に火が入ったらときほぐした卵を回し入れる。


「後は蓋をして少し待つ。」


 合う蓋がないような大きい鍋でやる場合は上からアルミホイルを被せても大丈夫だ。


「さて、今のうちに味噌汁を作ってしまうか。」


 豆腐とワカメの簡素な味噌汁をつくってしまう。


 賄い飯などで味噌汁を作るときは、余って使わなくなった野菜などを入れると具だくさんになるのでオススメだ。


 味噌汁の味見をしていると肩にいるグレイスが今にもよだれを垂らしそうになっていた。


「う~……凄いいい匂いっす~。」


「もうすこしで出来上がるからもう少し待っててな?」


「了解っす!!できれば自分大盛りがいいっす~。」


「わかった。それじゃあもうすぐできるから、みんなこのことを起こしに行ってくれるか?」


「了解っす~。」


 パタパタと翼を羽ばたかせ、グレイスはみんなを起こしに向かった。


「よし、仕上げよう。」


 半熟になった卵と鶏肉、玉ねぎを丼に持ったご飯の上によそい、その上に青ネギをパラパラと散りばめる。


「これで親子丼の完成だ。」


 今日の朝ご飯は親子丼だ。なかなか食欲のでない朝でもするすると食べられるだろう。


 朝ご飯はしっかり食べて、みんなには元気をつけてもらわないとな。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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