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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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やって来たハリーノ達

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 結局、エルフ達がお祭り準備をしている傍らで、俺はたこ焼きの出店をやることになった。今回、材料費はあって無いようなものなので、エルフ達に日頃の感謝を込めて、タダでたこ焼きをみんなに振る舞う事にした。


 すると、出店をオープンしてからというものの、客足が止まらず、ずっと行列が続いてしまっている。

 エルフ達に配る分と、身内で食べる分を同時に焼いているからだけど、全く手が休まらない状況だ。


「ふぅ〜……大盛況すぎるな。はい、次の人注文は……って、ハリーノじゃないか。」


「あ、ど、どうもです〜社長〜。そのぉ、昨日は助けてくれて、ありがとうございましたぁ。」


 今度たこ焼きを食べに来てくれたお客さんは、ハリーノだった。


「良いんだよ。社員を守るのも社長の仕事だ。それよりも、もっと早く助けられなくてすまなかった。」


「い、いえいえっ、社長が謝ることなんて何も……。」


「いや、みんなを危険な目に遭わせてしまったのは、俺の責任だ。だから、もしハリーノの気分が優れないようだったら、明日から有給……えっと、給料の出る休暇を出そうと思ってたんだけど。」


「そんなにしてもらわなくても大丈夫ですよぉ〜。人間の国で一緒に働いてるエルフは、み〜んな元狩人ですからぁ。魔物には慣れてるんですねぇ。」


 そうハリーノが言うと、彼女の背後から、昨日魔物に襲われた他の社員たちがひょっこりと顔を出して、笑顔でピースサインをしてくれた。


「こんな感じで、みんな元気ですからぁ。明日からお仕事に復帰しても良いですかぁ?」


「……わかった。」


「ありがとうございます社長〜。」


「ただし、無理はしないこと。気分が優れないと思ったら、すぐに休息を取る……わかったな?」


「「「はーい!!」」」


「ん、いい返事だ。それじゃあ、そろそろ注文を聞こうかな。」


「えっとぉ、じゃあたこ焼き……8個入りのを全員分くださ〜い。」


「はいよ。ちょっと待っててな。」


 焼き上がったたこ焼きをパックに入れて、1つずつハリーノ達に手渡していく。その時に明日の営業について伝えておくことにした。


「明日のハリーノ達の営業なんだけど、王都はまだ混乱状態で営業どころの話じゃないから……しばらくエミルって街で営業してもらうよ。」


「わかりましたぁ。」


「明日護衛を雇いに、一緒にその街のギルドに行こう。ちょうど適任の強い奴があそこにはいるんだ。」


 そう、人間にも魔物にも負けない強〜いやつがな。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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