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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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ヒイラギの休日

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 カリンが部屋から出ていったあと、ドアを少し開けて、シアとメリッサの2人がひょっこりと顔を出した。


「ん?2人ともおはよう。」


「お兄さんおはよー!!」


「おはよっ!」


 目を合わせると、2人はぱぁっと目を輝かせながら、ベッドに飛び込んできた。


「お兄さん今日お休みなんでしょ?」


「あそぼ…あそぼ!」


「あぁ良いぞ。何して遊ぼうか。」


 そう問いかけると、シア達はん〜……と何をして遊びたいのか必死になって考え始めた。


「あ、トランプやりたい!!」


「とらんぷのあたらしいあそび…おしえてほしい!」


「新しいトランプの遊び方だな。わかった。」


 ベッドの上を片付けて、綺麗にしたところでそこにトランプを広げて、シアとメリッサと一緒にポーカーや七並べをしてゆったりと時間を過ごした。


 そして、遊び疲れて眠くなったシア達を俺のベッドに寝かしつけて、俺はリビングの方へと向かう。


「流石にお腹が空いたな。何か作ろう。」


 リビングに降りていくと、そこではドーナ達が楽しそうに何かを作っていた。


「おはようみんな。」


「おはようヒイラギ。ずいぶん今日はお寝坊だったねぇ。」


「あぁ、ちょっと疲れてたみたいだ。ところで、ずいぶんいい香りが漂ってるけど、何を作ってるんだ?」


「今はみんなでカレーの研究中なのよ。カレーって、人によって最後の味が変わるじゃない?だから、ワタシとドーナとイリスの3人で、究極のカレーのレシピを作ろうとしてたのよ。」


「そうだったのか。」


 チラリと横のテーブルを見てみると、お腹がパンパンになって丸っこくなってしまったレイとグレイス、そして師匠の姿があった。


「は、腹がはち切れそうなのじゃ……。」


「自分ももう食べられないっす〜。」


「美味いものでも限度が……くふっ。」


「この3人はもしかして、試食係かな?」


「そうよ。お昼ご飯に色んなカレーを食べてもらったわ。」


「ヒイラギさんもお腹が空いていたら、いかがですか?」


 そしてイリスは、美味しそうに湯気が立つカレーライスを盛って、こちらに差し出してくれた。


「それじゃ、ありがたくいただいてみようかな。」


 3人が研究中のカレーを一口食べてみると、まず最初にピリッとしたスパイスの辛味と風味を感じた。するとどんどん野菜の甘さやコクが、口いっぱいに広がっていく。


「んっ!!美味しいぞ!!」


 お腹が減っていたのもあって、そのカレーライスはめちゃくちゃ美味しく感じた。勢いで3回もおかわりをしてしまい、俺もレイたちと同様に腹を膨らませてしまったのだった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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