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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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長い一日の終わり

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 今日という長い1日を終えて、俺はやっとエルフの国へと帰ってきた。


「今日は1日がすごく長かったような気がするな。」


 久しぶりに、肩に疲れがどっとのしかかっている。その足で歩いて、みんなが待っている屋敷へと帰り、玄関の扉を開けた。


「ただいま。」


「お兄さんおかえりなさい!!」


「ぱぱ…おかえりっ!」


 俺が帰ってくるのをずっと待っていたのだろう。シアとメリッサの2人が勢い良く飛び込んできた。


「2人とも、ご飯はちゃんと食べたか?」


「うん!!ドーナお姉さん達が美味しいご飯作ってくれたよ!!」


「そっかそっか、それは良かった。」


 2人の頭を撫でていると、ドーナ達も奥から姿を現した。


「ヒイラギお帰り。レイから事情は聞いたよ、大変だったね。」


「あぁ、なかなか王都の被害は大きかったよ。」


「その王都に魔物が溢れ出した原因は何だったの?普通、魔物の大量発生って自然界で起こることだと思うのだけど。」


「その辺は座ってから話すよ。ほら、シア達も待っててくれるのは嬉しいけど、あんまり夜更かししちゃ駄目だぞ〜。」


「「は〜い!!」」


 シア達を寝かしつけてから、ドーナ達と1階のリビングに集まった。


「よいしょ〜っと……はぁ〜、今日は疲れたなぁ。」


 ようやく心も体も休めるところに座ると、体から一気に力が抜けていく。


「お疲れの様子じゃの……主。」


 今日は俺の隣の席を勝ち取ったレイが、トクトクとコップにお酒を注いでくれた。


「ありがとう。」


 それを一口飲んでから、俺は王都で起こったあの事件のことについて皆に話した。すると、あの首謀者の女のことを話していた時に、師匠が目を細めていた。


「柊、その女っていうのは……なんというか、あはぁ〜んとか、うふぅ〜ん……みたいに語尾を伸ばして話してなかったか?」


「そ、そこまで誇張された感じではなかったですけど……まぁ語尾は伸ばしてましたね。」


「なら間違いなく、そいつは()()()だろう。」


「あら、シズハの知り合いなの?」


「知り合い……んん〜、まぁ一度顔を見て軽く話した位の間柄だ。あいつは死の女神の幹部の中でも、一番顔を見せない奴なんだ。」


「師匠はそいつに関して何か知ってることとかあります?」


「ほとんど知らないな。ただナルダから一度聞いた話では、何やらあらゆる毒を操るとか聞いたことはあるが、それぐらいだな。」


「あらゆる毒を…。」


 かなり大事な情報だな。その情報さえ分かっていれば、そのニールっていう幹部の対策もできるかも……。


 などとそんなことを考えていたら、お酒の酔いが一気に回ってきて、強烈な睡魔が襲い掛かってきた。どうやら薬物耐性がいつの間にかオフになっていたらしい……な。




この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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