表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1104/1270

解体ギガントオクトパス

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 ギガントオクトパスの解凍を終えて、まず最初に取り掛かるのは、頭部の中に入っている内臓を取り除くこと。


 普通のタコなら、頭を裏返して内臓を取るのだが……こいつの場合サイズが桁違いだ。頭を裏返すのは、現実的方法じゃない。

 だから今回は割り切って、頭を一度開いて内臓を全て取り除く事にした。


「さてと……。」


 レヴァに魔力を流すと、刀身がぐんぐんと伸びていく。そしてある一定の長さでピタリと止まる。


「今回はこのぐらいが丁度いいってことか。」


 俺がレヴァに魔力を流しているが、長さとかを特に意識したことはない。レヴァが勝手に適切な長さへと最近は変わってくれる。


「じゃ、やっていくか。」


 龍化で背中から翼を生やして、ホバリングしながらギガントオクトパスの頭をレヴァで切っていく。すると、開かれていく頭の中にプルプルと震える黄色い大きな物を確認した。


「これは……もしかして。」


 それを傷つけないように気をつけながら、頭を開き切ると、頭の中から巨大な水風船のような丸い塊がプルンと姿を現した。


「やっぱり、これはギガントオクトパスの卵だな。」


 俺が産まれた地域では、タコの卵は珍味として親しまれていた。卵を覆っている膜を割って、出てきた卵を一口サイズに切り分けて……醤油とかポン酢で食べるとまぁ濃厚で美味しいんだよな。


「これは食べれるだろうから、一度洗ってしまっておこう。」


 傷つけないように卵を切り離して、ウォーターブレスで洗ってからマジックバッグの中に収納した。


「他の内臓は……どうだろ食べれるかな。」


 試しに内臓へと向かって鑑定を使ってみると……詳細のところに()()と書いてあった。


「……卵は大丈夫か?」


 念の為、卵と身の方にも鑑定を使って毒性を確認したが、そちらの方には有毒とは記載はなかった。


「ほっ……よかった。」


 一安心したところで、内臓を綺麗に取り除き、目や嘴なども取り除いてウォーターブレスで丸ごと洗った。


「ふぅ、一先ず一段落。」


 下処理の第1段階が終わったところで、俺は解体場にハウスキットを出現させて、中に入った。そして大量の塩を携えてギガントオクトパスの前に立つ。


「ここからが力作業だ。」


 ギガントオクトパスもタコと同様に、ぬめりがある。このぬめりを塩で揉んで取り除くのだ。


「デカいから時間がかかるぞこれは……。」


 龍化で飛びながら、ギガントオクトパスに満遍なく大量の塩を振りかける。ここから俺と、ギガントオクトパスの強力なぬめりとの格闘が始まった。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ