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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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ミクモたちの様子は

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 喫茶店で軽い軽食と飲み物を飲んだ後、シンと共に獣人族の国に戻ると、すぐにメーネルが兵士を引き連れて現れ、説教しながら彼のことを連れて行ってしまった。


「あれは帰ってからも説教が続きそうだな。」


 シンに同情しながらも、俺は道すがら購入した物件の様子を見に行った。すると、そこでは相変わらずミクモのゴーレムが掃除をしているが、ミクモとユリの姿が見えない。


「二人とももう帰ったかな?」


 なんだかんだあれから時間は経ったしな。もう帰っていてもおかしくはない。


「ちょっと中を見ていくか。」


 ゴーレムが掃除をしている建物の中に入ると、床が見違えるほどピカピカに磨き上げられていた。ボロボロで使えなさそうな家具とかもきれいに片付けられている。


「見違えるぐらい綺麗になったな。余計な家具もなくなったから余計に広く見える。」


「そうじゃろ?」


「っ!!びっくりしたなぁ、いつの間に戻ってきたんだミクモ。」


 気配もなく俺の背後に立っていたのはミクモだった、どうやら少し何処かへと出かけていたらしい。


「今しがた戻ってきたところじゃ。ユリちゃんもすぐに来るぞ。」


 ミクモの言葉通り、すぐにユリもお菓子の入った袋を携えて戻ってきた。


「あ!!社長、また来たんだな。」


「あぁ、どんな感じかなって様子見にな。この様子だと、設備が届いた翌日からはここで営業ができそうだな。」


「その設備が届くのはどのぐらいかかるんだ?」


「今日かなりたくさん注文したから、時間はかかるだろうな。」


「そうか、じゃあここで営業をするのはまだ先になるんだな。」


「ま、そんなに先の話じゃないさ。近日中には実現できる。」


 少し残念そうにしているユリにそう言って、今度はミクモに話を振った。


「ミクモの方で必要な設備とかは大丈夫なのか?」


「妾の豆腐製造機は、ここに持ってくるだけで使えるからの。心配は無用じゃ。」


「あれだったら空き部屋とか使っちゃって大丈夫だからな。」


「承知したのじゃ。」


 さて、様子も確認できたところで、俺はまたあそこに行かないと……もうそろそろ日が暮れてしまう。


「さて、俺はまだ行かなきゃいけないところがあるから、そろそろ行くけど……ユリもミクモもほどほどのところで切り上げるんだぞ。」


「わかってるのじゃ~。」


「わかったよヒイラギ社長。」


「ん、それじゃあな。」



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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