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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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普段とは違うダンジョン

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 ジャイアントスコーピオンを全て討伐し終えたあと、俺はミースとシンの元へと駆け寄った。


「二人とも無事か?」


「はいっ!!シンさんが守ってくれました。」


「この程度の魔物であれば、何の問題もない。」


 ミースの前で腕を組み、誇らしそうにシンは仁王立ちしていた。


「すまなかったな、あまりに数が多かったもんだから……。」


「構わんのだ。我も体を動かしたかったのでな。」


「そう言ってくれると助かるよ。それじゃ、魔物も片付いたから、先に進もうか。」


「あ、すみません……ちょっとお時間いいですか?」


「どうした?」


「そこの、ジャイアントスコーピオンの原型をとどめてる毒針を回収していきたいんですけど……。」


「そういうことなら存分にやってくれ。今は安全だからな。」


「ありがとうございます!!」


 短剣を片手に、ミースはジャイアントスコーピオンの死体に近づいて行くと、手際よく毒針を切り取って、持ってきたバッグの中へと放り込んでいた。


「ちなみに興味本位なんだが……その毒針は何に使うんだ?」


「これですか?これは毒を抽出して、武器に塗ったりするんです。」


「ほぅ……ってことはそれなりに強力なのか。」


「強力ってもんじゃないですよ〜。ちょっと掠めただけで全身が痺れて動けなくなるんです。だから犯罪者の安全な捕縛とかに役立ってるんですよ。」


「なるほどな。」


 こういうのにもしっかりと用途があるんだな。


「これでよしっ、すみませんお待たせしました。」


「大丈夫だ。それじゃあ先に進もうか。」


 いつもと変わった1階層を攻略し終え、俺たちは2階層へと歩みを進めた。


「2階層は……うん、いつも通りだな。」


「凄い……急に森が。」


「なんとも異な空間であるな。」


「ここは小型の虫みたいな魔物がそのへんから飛んでくるから、シンも警戒を怠らないようにな?」


「うむ!!」


 そして歩き出すと、早速スズメバチのような見た目の魔物が襲いかかってきた。


「メリッサのハチみたいに、ちょっとは可愛げのあるやつなら容赦できたかもしれないけど。」


 サンダーブレスを纏わせた手刀で、襲いかかってくるスズメバチのような魔物を切り裂いていく。


「なんでまた今日に限ってこんなに魔物が襲ってくるんだ。」


 まだ次の階層へと続く階段のある場所までは距離がある。このまま永遠と魔物に襲われたら……流石にたまったものじゃないな。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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