表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1089/1270

シン……動く

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 グリフォンの剥製は俺がマジックバッグに入れて、ミースのギルドへと運ぶことになった。そこまでは良かったのだが……ここで一つ問題が発生してしまった。


「我もミースの働いているギルドとやらに行ってみたいぞ!!」


「えぇ!?シンさんが来るような場所じゃないですよ!?ただの酒場とギルドが合体しただけの場所ですし……。」


「良いではないか。我はそのギルドとやらを見てみたいと思ったのだ。」


 どうやらシンはまだミースと離れたくないらしく、ギルドについて行きたいと言い出したのだ。


「ヒイラギならば、我を人間の国へと送ることができるだろう?」


「まぁ、できるけど……そういうのって大丈夫なのか?」


「なにがだ?」


「いや、メーネルとかそういう人に許可とんなくていいの?って疑問に思ったんだが。」


「構わぬ!!良いのだ!!」


 あぁ……これは何を言っても聞かないやつだ。


「後で怒られても知らないからな?」


「うむ、承知の上だ。」


 すると、シンは俺の肩にポンと手を乗せてくる。


「わかった……じゃあミース。一回人間の国に戻るか。」


「ほ、本当に大丈夫なんですかシンさん……。」


「問題ないのだ。ミースは何も心配する必要はない。」


「ま、俺も一緒に同伴するから……大丈夫なはずだ。」


「わ、わかりました……そこまで言うなら。」


「うん、それじゃあミースはシンの手を握ってくれるかな。みんな俺にくっついてないと、移動できないから。」


「はいっ、シンさん失礼します。」


「う、うむ……。」


 シンはミースと手を繋ぐと、瞬く間に顔が真っ赤になり、ガチガチに固まってしまった。


 本当は別に俺に触れてなくても、対象を指定して一緒に移動できる転送の結晶を握っているのだが。こう言った方が、シンとミースの距離が縮まるかな……って思ったから、つい嘘をついてしまった。


「それじゃ、改めてジルにグリズ達もありがとうな。」


「いえいえ、ぜひともまたいらっしゃってください。」


「また珍しい魔物待ってるぜ!!」


 二人に感謝の言葉を伝えた後に、転送の結晶に魔力を込めて、俺たちは人間の国へと向かったのだった。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ