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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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支援一日目終了

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 シンがここに訪れてアプルのコンポートを買っていったことにより、更に集客に拍車がかかり、あっという間に用意していた250個もの在庫が完売してしまう。


「うんうん、初日は完売……順調な滑り出しだ。」


 ただ、今のままのラインナップじゃ、今日来てくれたお客さんは明日は来ないだろう。販売したアプルのコンポートは、一日でなくなる量ではない。まぁ、だいたい三日四日は継続して食べられるはずだ。


 だからこそ、明日はまた一つラインナップを追加する予定だ。


「それじゃあ院長、これが今日の売上金だ。ちょうど金貨10枚分入ってる。」


 硬貨が大量に入って、ズッシリと重い皮袋を院長へと手渡した。


「こ、こんなにたくさん……ほ、本当にもらっても良いんですか?」


「大丈夫、俺達の給料はもう差し引いてあるから。」


 今日の俺達の分け前は250個売った内の、50個分をこちらの取り分としてもらった。正直あまり多くはないが、あくまでも今日はお試しだったからな。明日はもっと数を多く用意して……売り場所も変えよう。


「後はこれ、子供達が頑張ったご褒美に。」


 今度は子供達へのご褒美として用意していた、大量のお菓子を手渡した。


「まぁ、こんなに至れり尽くせり……ありがとうございます。」


「全然良いんだ。それじゃ、俺達はこの辺で……また明日来るよ。」


 そして俺達は院長と子供達に見送られて、孤児院を後にした。


「さぁ〜て、みんな今日のところはお疲れ様だったな。慣れない事をやったから疲れたんじゃないか?」


「子供達が危ないことをしてないか、常に気を配っていたから……普段の倍ぐらい疲れた気がするぞ。」


 そう正直に言ったユリ以外の面々にも、表情に少々疲れの色が見える。あのボタンでさえ、少し疲れているようだった。


「それじゃ、みんなでこのお金を使ってご飯でも行ってきたらいい。」


 俺は今日の取り分として差し引いたお金をユリに手渡した。すると、ユリはギョッと驚いて目を大きく見開いた。


「こ、これ今日のアタシ達の売上なんじゃ……。」


「その分は俺が補填しておく。だから何も気にするな。」


「で、でも……。」


「これは()()()()だ。」


「じゃ、じゃあ社長も一緒に来たら良いだろう?こ、こんなにたくさんお金があるんだから……。」


「俺はちょっと寄らなきゃいけないところがあるからな。悪いがパスだ。みんなでちょっとした贅沢をしてくれ〜。」


「あっ!?社長っ!!」


 護衛として付いてきてくれていた兵士に彼女達の事を任せ、俺は逃げるように走って、ある場所へと向かうのだった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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