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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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 やはりというかなんというか、エルフが歩いていると獣人族からすれば注目の的になってしまう。今現状、この国でエルフが作るお菓子がかなり流行っているから、その影響も恐らくあるのだろう。


 俺達が孤児院につく頃には、孤児院の周りにたくさんの人だかりができてしまっていた。


(これだけでもかなりの集客力だな。後は質の良い物を子供達と作って販売してみるだけ。)


「それではヒイラギ様、私どもはこちらで護衛の任に当たります。」


「あぁ、よろしく頼む。良しみんな、行くぞ〜。」


「「「はーい!!」」」


 そしてみんなを引き連れて孤児院の門を開けて中に入ると、早速興味津々な子供達が集まってきた。


「エルフの人たちだー!!」


「なにしにきたのー?」


「今日は、みんなとお菓子を作りに来たんだよ。」


 集まってきた子供達の頭を撫でながらそう言うと、みんな揃って目を輝かせ始めた。


「「「お菓子ー!!」」」


 そんな様子を見て、一児の母であるボタンがクスリと笑う。


「あらあら、本当にちっちゃくて可愛い子たちですね。」


 そして早速ボタンが子供達をあやし始めると、すぐに彼女の母性に惹かれて子供達がたくさん集まり始めた。


「お、おぉ……流石はボタンさんだ。あ、アタシも見習わないと。」


 ユリたちもボタンと同じように子供達と戯れていると、杖をつきながら院長がこちらへ歩いてきた。


「おはようございます勇者様、エルフの皆様。」


「おはよう。約束通りみんなと来たよ。」


 院長と挨拶を交わしていると、ユリがすぐにこちらに駆け寄ってくる。


「院長!!元気か!?」


「あらユリちゃん。おかげさまで元気よぉ。」


「き、昨日はちゃんとご飯食べたか?」


「はいはい、勇者様からたくさんご飯を頂きましたから。しっかりと食べましたよ。」


「ほっ……それは良かった。」


 胸を撫で下ろして、一安心するユリの肩に俺は手を置いて言った。


「まだ安心するには早いぞ?これからが大事なんだから。」


「そ、そうだな!!」


「さて、それじゃあ院長。子供達を一箇所に集めて……いや、その前にこれを。」


 俺はたくさんのどら焼きが入った袋を院長に手渡した。


「あらまぁこんなにたくさん。ありがとうございます。」


「これを今配って、子供達に食べさせちゃって欲しい。」


「わかりました。みんな、勇者様がお菓子を持ってきてくれたわよ〜。」


 院長が一つ声をかければ、彼女のもとにたくさんの子どもたちが集まった。そして一人一人にお菓子を配り、食べてもらう。


 これで準備は完了だな。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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