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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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疲れた体に温かいココアを

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 師匠との組手が終わった後、俺は一度屋敷に戻ることにしたが、ドーナとランの二人は師匠に何かアドバイスを貰うため、まだ残って稽古を行うようだ。


「じゃ、俺は一回戻ります。」


「あぁ、ドーナたちのことは私に任せてくれ。」


「ヒイラギ、帰ったら美味しいご飯用意しといてちょうだいね!!」


「はいよ。頑張ってな二人とも。」


 三人に別れを告げて屋敷に戻ると、ソファーの上でぐでん……と疲れ切って寝転がっているレイとリリンの姿があった。


「二人ともお帰り。だいぶお疲れみたいだな。」


「今日は仕上げがあった故疲れたのじゃぁ。」


「魔力もカラッカラよ。」


 どうやら今日はナルダの妨害魔法対策の仕上げがあったらしく、二人ともかなりお疲れのようだ。


「ちょっと待っててな。」


 俺はキッチンへと向かうと、ある飲み物を作り始めた。


「ちょうど寒くなってきたし、疲れも取れるあの飲み物を作ろう。」


 まずは牛乳を鍋に入れて温め、その間にココアパウダーを軽くフライパンで煎る。そしてココアの香りが立ってきたところで砂糖を入れ、ココアパウダーがダマにならないようにゆっくりと牛乳を注いでいく。


「よし、完成だ。」


 出来上がったココアを二人のところに持っていった。


「ほい、二人ともこれ飲んでみてくれ。」


「おぉ、感謝するのじゃ主!!」


「ありがと……。」


「熱いから気を付けて飲んでくれ。」


 そして二人はココアに息を吹きかけて冷ましながら、ゆっくりと飲み始めた。


「ぷはぁ〜……生き返るのじゃあ〜。」


「これ牛乳を使ってるのね。甘くて、すごく飲みやすいわ。」


「喜んでくれたなら何よりだよ。」


 俺もソファーに腰掛けてココアを飲んでいると、下からじっ……と視線を感じた。ふと下に視線を落とすと、股の間からシアとメリッサがこちらを覗いていた。


「二人も飲むか?」


「「うん!!」」


 気付けば、マドゥも遠目で物欲しそうにこちらを見ていた。


「よし、ちょっとまっててな。」


 三人分のココアを作って再びテーブルに戻ると、遠目で見ていたマドゥにこっちこっちと手を振った。


「ほら、マドゥもおいで。」


「あ……は、はい。」


 シアとメリッサの間に座ったマドゥにもココアを、差し出す。


「あ、ありがとうございます。」


「遠慮はしなくて良いんだから、欲しかったらシア達みたいに教えてくれて良いんだぞ?子供が遠慮なんてするもんじゃないんだから。」


「う、うん。」


 三人が飲んでいるのを眺めていると、二階から眠そうに目を擦りながら降りてきた。


「あ!!なんか美味しそうなの飲んでる!!」


「おはようフレイ、フレイも飲むか?」


「飲みた〜い!!あ、ライラのも作ってもらって良い?」


「もちろんだ。」


 そしてみんなでテーブルを囲んで、ココアを飲んで温まりながらまったりと過ごすのだった。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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