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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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ミースが借りてきた場所

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 グレイスと軽い料理を食べながらミースを待っていると、数十分した後ミースがギルドに戻ってきた。


「お、お待たせしましたぁ。」


「ん、ミースお帰り。」


「市場の方と話して、広い場所を確保してきました。そちらに移動しましょう。」


「わかった。ほら、グレイス行くぞ。」


「んむむっ!!ぜ、全部食べちゃうっす!!」


 そしてあっという間に、グレイスは注文した料理を全部食べ終えると、俺のところに飛んできた。グレイスの事を抱きながら、俺はミースの後に続いて市場の方へと歩いていく。


「それにしても、クラーケンが海にいるのによく船を出してくれる人がいましたね。」


「ん?あぁ、船には乗ってないぞ。」


「え?でもクラーケンを倒すには船で沖まで行かないと……。」


「ちょっと特殊な友人がいるんだ。」


「へぇ〜、それちょっと気になります。マーレに行ったら会えますか?」


「もしかすると、会えるかもな。」


「じゃあ今度マーレに出張に行った時に探してみます!!」


 そんな会話をしていると、あっという間に市場についてしまった。


「それで、市場のどこを借りたんだ?」


「こっちです。」


 そしてミースのあとに続いて、市場の競りなどをする広い場所へと案内された。すると、そこには巨大なブルーシートのようなものが敷かれていた。


「ここなら流石にクラーケンでも出せるんじゃないですか?」


「あぁ、多分大丈夫だと思うぞ。」


 ブルーシートの中心に歩いていき、そこでマジックバッグに手を入れてクラーケンを引っ張り出した。


「いよっと!!」


 流石にクラーケンのゲソと触腕は長すぎて、ブルーシートからはみ出してしまっているな。しっかし、このゲソはまた極太で……歯ごたえがあって美味しそうだな。


 俺にはもうこいつが食材にしか見えない。


 そんな俺の横で、ミースは自分の何十倍も大きなクラーケンを呆気にとられた様子で見つめていた。


「ミース、こいつがクラーケンで良いんだよな?」


「へ……あ!!はいっ!!間違いないです。後は討伐証明に少しだけ素材をいただければ……。」


「わかった。」


 流石にこんなデカブツ相手には普通の包丁じゃ役不足だ。だから、魔包丁レヴァを使わせてもらおう。


 マジックバッグから魔包丁レヴァを取り出すと、待っていたと言わんばかりに、刃渡りがグン……と長くなった。


「さて、それじゃあクラーケンの解体を始めるか。」


 


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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