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2、ユルリ不思議旅行社南大沢支店

扉を開けるとそこは。。。。

「ようこそ、いらっしゃいませ、ユルリ不思議旅行社南大沢支店へ」

「へぇー」


変な声が出ちゃったよ。

なに、ユルリ不思議旅行社って。

私は友人たちからユルリ先生と呼ばれているけど。

こんな旅行社知らないよ。

帰ろう。

帰った方がいいよね、こんな怪しいところ。

でも開けたのは自宅のドアだよね。

どうやって帰る。

夢の中か?

あの世か?

まだ終活は終わっていないぞ。

自宅のドアを開けた瞬間に寝たか死んだか異世界転移か?

玄関開けたら異世界転移!

そりゃないよ。

ご飯ぐらいにしてよ。


後ろを見るとガラス越しに通りを行きかう人と車って。

うちはマンションの2階だよ。

うちのドアの外は通路だ。

外廊下だよ。

兎にも角にもここから出よう。

外で聞けばいい。


「駄目ですよ。行っては」


慌てて戻ろうとしたら、先程迎えてくれたお姉さんに手を掴まれた。


あ、結構かわいい子だね。


「ちゃんとここでの用を済ませないで帰ると出口をあけた瞬間、次元の狭間に落ちちゃいますよ」


何にそれ、怖いことを言っているよ。

やはりここは異世界?


「ここでの用って」

「はい、旅行の日程の説明を受けて、資料やチケットを受け取ることです。こちらへどうぞ」


カウンターの席に案内された。

お姉さんはカウンターの中に。。。

え、お尻にある丸いのはウサギのしっぽ?

職場の忘年会で誰かが持ってきたバニースーツについていたよね。

よく見ると旅行社の制服は帽子付きだよ。

何か隠してはいない?

耳?

うさ耳か?

ここはその手の店かよ!

怪しさがさらに大幅アップ。

200%増量中。


「あの、お座りになってくれません」


固まっていると着席を促された。



その手のお店は知りません。

お読みいただきありがとうございます。

サクサクと行きます。

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