表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

二百文字に灯る愛。

約束の薔薇までに(二百文字小説)

作者: もぃもぃ

 


  約束の薔薇が香ったら 



 

 

 ――まさか本当に思い通りになるなんて、思わなかったわ


 母はそう言った。





  いそがなくては。 あの、薔薇までに。

  やわらかい 憧れを だきしめて。

  はじまる。




 ――まさか本当に思い通りになるなんて、思わなかったわ


 貴女の好きな薔薇をすべて咲かせたら、どうか私のものになってくれ



 そう言った、あなたのお父様の。


 母はそう言って、薔薇のように、笑んだ。





  約束の薔薇が 香ったら。

  出逢いは はじまる。

  ここから はなやぐ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。感想返しに参りました♪ 200字の中に謎めいた男女の駆け引きが見事に集約されていて、面白いと感じました。もぃもぃさんの選ぶ言葉の詩的センスが好きです。父と母のなれそめを聞いたとい…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ