君とずっと一緒に居たかった。
短編書いて見ました!
何となく衝動的に書いてしまいましたorz
姫神紫季 15歳 ♂
身長:152cm
東雲咲夜 15歳 ♂
身長:170cm
・・・僕は、ずっと一緒にいたかった
でも、現実はそう簡単には行かなかった
君の悲しむ姿は見たくなかった・・・でも
仕方のないコト。
君はとても格好よかった。
笑う姿、怒る姿、泣く姿、驚く姿、
全部、全部格好良かった。
そんな君が大好きだった。
でも、君には親衛隊がいて僕と君が一緒に居るコトを許さなかった。
僕は、君と居たくて親衛隊の陰湿ないじめにも、耐えた。
耐えて、耐えて、耐えまくった。
でも、僕は親衛隊のとある一言を鵜呑みに
してしまった。
********
「お前さぁ、邪魔なの。ボク達が魔術をお前に掛けても
全然効かないみたいだし?自分で死んでくれない?
お前が死なないって言うなら咲夜様をいじめるよ?」
その一言を聞いて僕は、絶句した。
「な、なん・・・で?あなた達は、咲夜の親衛隊じゃないの・・・?」
「親衛隊だよ?でも、ボクらの方を見てくれないなら、
いっそいじめて苦しめて退学させようかなぁって」
「!?・・・じゃあ、僕が死んだら本当に咲夜のコトいじめないの?」
僕は、自分が死ぬコトより咲夜のコトの
方が重要だった。
だって、君のコトが大好きだったから・・・君の為なら、僕は・・・
「さぁ~ねェ?」
親衛隊は意地悪く言った。
「まぁ、話しは済んだし?もう帰っていいよ?」
僕は、その言葉を聞いてすぐに僚にある
自分の部屋へ逃げこんだ。
どうやら、僕の恋人であり同室者、生徒会長である
咲夜はまだ帰って来てないみたい。
僕は、さっきの言葉が信じられなかった。
それから、考えて居たらいつの間にか眠ってしまった。
**********
ガンッ!!
僕は、凄い物音で目を覚ました。
僕は時計をひとまず見た。
16時・・・寝すぎたOTZ
なんて考えていたら、また音が聞こえた。
なんだろう?と思いつつも見て見ると
咲夜だった。
彼は、玄関先に座り込んでいた
「咲夜?」
僕が小さく問い掛けると彼の体がビクリと
震えた。あきらかに様子がおかしい。
「どうしたの?」
「!?紫季か・・・ううん、何でもないから、大丈夫だよ?」
そう言う彼は、明らかに動揺していて
悲しそうで、つらそうで、寂しかった。
僕は、すぐに悟った。
親衛隊の仕業だと。
「咲夜・・・ごめんね・・・もう、大丈夫だから、咲夜安心してね?」
僕は、玄関先でうずくまる彼にそういって
抱きしめた。
「紫季?」
彼は僕から、何か感じとったらしく顔を
上げた。その顔は涙に濡れていた。
「咲夜、もう大丈夫だから僕が君を悲しませないから。」
僕は、そういってから立ち上がり台所を目指す。
何故って?決まってる。
包丁を取りに行くの。
僕には魔術は効かないから。
多分、咲夜にも魔術を使って嫌がらせをしたんだろう。
魔術はそんなコトをするためにあるんじゃないのに・・・。
そんなコトを考えていたら、すぐに台所に
ついた。
僕は、包丁を手に取りお腹にあてそして
一気に刺して下に向かって切り裂いた。
僕は倒れたけれども何とも感じなかった。
けれどココロが叫んでいる。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。と
苦しい。寒い。息が上手く吸えない。
口からも血が溢れてきた。
本当は、こんな事したくはなかった、でも
それでも、君の苦しむ姿を見たくなかった
コレ以外、僕には思い浮かばなかったんだ。
そんなことを考えていたら、視界の端に
君が見えた。
泣いていた。
君は、僕に駆け寄り血が付くのも気にせず
治癒の魔術を掛けてくれている。
泣きながら、必死に必死に。
君は、分かっているハズだ。
僕に魔術は効かない、と。
それでも君は、必死になってくれた。
僕は、死んだっていい。
君のためならば。
でも、死ぬ前に君に幾つか言っておきたい。
1つめ、
「咲夜、ごめ、、、ん、ね、」
まずは、謝罪。
君を一人にする事へ対しての。
「紫季?、、、なんで、そ、、んな、事言う、、、の、、?」
咲夜は僕に問う。
2つめ、
「僕・・・は、ッ・・・何時まで・・・も咲夜の味方だよ。」
次に、咲夜にはこれからまだまだ困難なこと
苦しいこと、悔しいこと、辛いことが
あるかも、知れない。
でも君には、がんばって欲しかった。
僕は君の瞳に映らなくても、
そばにいると言うことを、
知って欲しかったんだ。
3つめ、
「咲夜・・・世界は君に・・・優しい・・・よ?
君が思っているほ・・・ど悪いことばかりじゃ・・・な・・い。
だから、僕を想う様・・・に世界の事、皆のこと・・・を、想ってあげて?」
君は、今まで苦しみすぎた。
だから、もう少し力を抜けばいいと思う。
少しでも見方を変えれば、楽になるはず。
君は、さっき僕の言った言葉を理解できるよね?
君は、頭がいいから。
ぁ゛・・・ッ・・・そろそろヤバイ・・・意識が薄れてきた。
そして最後。
「咲夜、大好きです。」
ははは・・・今まで君から言われたコトは、在ったけど、
僕から言ったことは無い。
だから、最後くらいは僕から言わせて。
僕は、ずっとずっと見守ってるよ。
僕が言い終わると、咲夜の言葉が聞こえた。
「紫季ぃ・・・死んじゃ、やだよぉ・・・もっと、いっぱい
話したり、あそんだり・・・しようよぉっ・・・
約束したじゃんか・・・ずっと一緒だよっ・・・ってぇ・・・。」
そう言ってから君の泣き声が聞こえた。
いつも、俺様な君の口から零れた
僕へ対しての本音が。
とても、温かかった。
君の言葉が、
想いが、
僕への涙が、
全部、全部、全てが。
だけども、もうソレを感じることは出来ないんだ。
ごめんもう少し言いわせて。
「東雲咲夜さん、
僕は、・・・き・・みが・・だい・・す・・・きで・・・
ずっと・・・ぼ・・くのあ・・こが・・・れ・・で、
そん・・・な・君・・に・・・告白・・・さ・・れて・・・
う・・・れし・・・かった。
愛・・・し・・て・・・・る
や・・く・・・そ・・く、まも・・れなく・・・って・・
ご・・めん・・
で・・も・・
・・・いま・・まで・・し・・・あ・・・わせ・・だった・・・よ?
あり・・・が・・・と・・う。」
「紫季ッ・・・オレこそありがとう・・・
大好きッ、だいすきだよぉっ!!!
一人にしないで、紫季がいないと嫌だァッ!!
折角、両思いになって、付き合えたのにィッ!!
行かないでよッッ・・・・
うわゎぁぁぁぁぁぁっぁっぁアアああアァあぁぁぁぁぁぁぁああアァアァァァァァ
アアアァアアァアァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ありがとう。
こんな僕を、愛してくれて。
僕に、愛を教えてくれて。
僕のために、涙を流してくれて。
僕の氷のココロを溶かしてくれて。
でもごめん。
ひとりぼっちにして。
僕の意識は、もう無い。
君に出会えて幸せでした。
君と出会えたコトを忘れない。
笑いあったコトを、
ケンカしたコトも、
泣いたコトも、
ずっと、ずっと、覚えてる。
忘れないよ。
でも、君は、忘れて?
そして、幸せになって?
ソレが、僕の願い。
なんて・・・ね?
本当は、忘れて欲しくない。
ずっと覚えてて欲しい。
でも、無駄。
僕は最後に、僕を埋葬した後に皆から僕の記憶が
全部、全部徐々に消えていくように魔術をかけた。
だから。
でも、もっと、一緒に居たかった、
大好き、
幸せだった。 嬉しかった、
楽しかった、
でも、もう間に合わない、
けれども、最後に、
愛してる。
短い間だったけど、
それでも僕は、
君がいるだけで幸せで、
毎日が輝いて見えて、
生きていることが、
楽しかった。
~Thank you a dear person up to now.~
もし、続きを書いて欲しいなどの
リクエストが御座いましたら、
教えてください!!
感想をもらえたら、
続きを書こうかなぁ~と、
思っておりますvV
というか、頭の中では
もう、どうしようかが出来上がってたりします(笑)
でゎ、感想・リクエスト待ってます。