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2.身体測定

最初に、クラスにいる全員が簡単な自己紹介をした。


それから、クラスの委員を選出することになり、鈴木さんが真っ先に手を挙げた。

「では、これからの進行は、鈴木さんたちに任せるわね」

先生がいうと、鈴木さんと副委員長が教壇に立ち、指示を始めた。


私は、最初から狙っていた図書委員になった。

本を読むことが好きな私は、家の書庫によく閉じこもって本ばかり読んでいた。

だから、知識だけはやけについている。

「それでは、今日の授業…授業というよりは検査ね。今から移動するから、ついてきて」

先生に導かれるまま、教室から移動をした。


移動先は保健室だった。

「これから、それぞれの身長、体重、魔力の種類を測定します」

魔力の種類というのは、木火土金水の5つの成分があり、その中でも、土の成分は極めてまれにしか出てこないという話を、どこかの本で読んだ。

「基本的に、魔力の種類は誕生日から推定します。その推定結果と測定結果が著しく異ならなければ、それで決定とされ、異なっている場合は厳密な方法により決定をします」

保健室に入る前に、先生がそう教えてくれた。

私の誕生日は、6月8日で、"火"となるそうだ。

通常なら、立春から立夏の前日までが木、立夏から立秋の前日までが火、立秋から立冬の前日までが金、立冬から立春の前日までが水となるそうだ。

だから、土という魔力の種類は人によっては全くないこともありうるそうだ。


保健室では、先に数少ない男子が入れられて、そのあとに私たちが入ることになった。

男子は10人もいないため、すぐに終わり、私たちが保健室に入れられた。

保健室は、40畳ほどの広さがあり、いくつも棚が並んでいた。

その棚の中には、密閉された瓶に入れられたいくつもの色がついた液体があり、どんな意味があるかよくわからないラベルが貼られていた。

ラベルは半分ほど溶けてたり、破れたりして読めなかった。

「では、服は脱いでください。ああ、シャツとかブラとかパンツとかは脱がなくていいからね」

保健医は、かなり若い先生だった。

すぐ横で脱いでいた鈴木さんがこっそりと教えてくれた。

「あの先生、実は1000歳超してるっていううわさよ」

「本当?」

20歳ぐらいだと思っていた私は、驚いた。

「なんでも、薬を自分で調合して、永遠の若さを手に入れたそうなのよ」

「へぇー」

そんなことを言っている間に、私の番が来た。


「身長は165cm、体重は53kgね」

保健医は、私を一目見るだけでそこまで言い切った。

「あなたは火属性…ね。あら?」

私の背中を見ていたときに、何かを見つけたようだ。

「ああ、そのあざは昔からあるんです」

私は、尾てい骨の上あたりにあるトカゲもようのあざのことを言っているのだとすぐに分かった。

「…今年そろうのかしらね」

「え?」

私は保健医がぼそりと口にしたことが気になった。

だが、すぐに検査室から追い出されたため、そのことを詳しく機会がなかった。

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