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気まぐれの犯行

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(星のカケラ)

https://www.youtube.com/@%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%83%A9-v5x/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:気まぐれの犯行


その日、私は主人の帰りが

遅くなると言うのを聞いて、

少し遠出して

買い物しようとしていたのをやめ、

うちに居ることにし、

今年4歳になる娘・ユウカと一緒に

家のことをしようと決めた。


「行ってらっしゃい」

「ああ、行ってくるよ」


いつも通りの日常ながら、

こうして平穏な日々を

家族ともに送れることが

本当に感謝なことだと、

その日、なぜか実感していた。


ユウカ「お母さん、遊んできていい?」


「ん?今日はママと一緒にお料理するんじゃなかった?」


ユウカ「チコちゃんが遊びにいらっしゃいって」


チコちゃんと言うのは、

このマンションに一緒に住んでる

別の家族の子供で、

今年5歳になる、

ユウカより1つ上の子だった。


「あんまり遅くならないように。お昼までには帰ってくるのよ」


ユウカ「はぁい」


こうしてユウカは

チコちゃんの家に遊びに行った。


このマンションは3棟が1つになっており、

チコちゃんの家は隣の棟だったから

そんなに離れておらず、

チコちゃん家族とも日頃から

とても親しく付き合っていたのもあり、

私はそれなりに安心して

娘を送り出していた。


それから私は私で家のことをし始め、

掃除したり、家計簿をつけたり、

通販で主人と言い合っていた

製品をできるだけ安く買おうとしたり、

まぁ、いつもの

日常のことをしていたのだ。


それからお昼前になり、

チコちゃんの家から電話が鳴って、

「今から帰るから」

とチコちゃんのお母さんと

ユウカから言伝があり、

私はそろそろお昼ご飯の準備に

取り掛かろうとしていた。


ユウカ「ただいま〜」


「おかえり。さっ早くこっちに来て、一緒に作るわよ」

ユウカ「はぁ〜い」


それからユウカの好きなオムライスを

私と一緒に作り始めた。


作りながらも

娘の成長を目の前で見て、

やっぱり幸せを感じていた。


そして14時半を少し回った頃だった。


ピンポーン♪


「ん。あ、はぁ〜い。ユウカ、これ片付けといて」

ユウカ「うん」


インターホンが鳴り玄関へ。


業者「あすみません。排水検査で回らせて頂いております」


最近このマンションを回ってくれている

業者の人がやって来ていた。


「あ、そっか。じゃどうぞ」

業者「すみません。お邪魔致します」


お隣の根田さんの家にも昨日

業者の人が回って来ており、

このマンションのセキュリティを

チェックしてくれていた。


トイレで作業をしてくれていた業者さん。

私はユウカと一緒に食器の後片付け。


そのうちユウカが

「トイレに行きたい」

と言い始めたので、

「すみません。少し良いでしょうか?」

と業者に言い、

「あどうぞ良いですよ」

とさっと場所を空けてくれたので、

ユウカは無事トイレを

済ますことができた。


そしてユウカが

またトイレから出てきて

キッチンに来て、

私と一緒に後片付けの続きを。


業者「すみません。終わりましたんで。では失礼致します。ありがとうございました」


「あ、ありがとうございます。何のお構いもなく」


とても爽やかな感じで、

業者さんは帰って行った。


ユウカ「ねぇママ、あの人何しに来てたの?」


「ん?あーお水のね、点検をしてくれてたのよ。ほら、普段ママとかお父さんとかユウカがお水使うでしょ?そのお水がね、綺麗かどうかを確かめてくれてたの」


ユウカ「ふぅん」


適当な感じで言ったのだが、この時、


「ん、どしたの?」


ユウカ「あの人何もしてなかったと思うけど?」


「ん?」


ユウカ「あのお魚さんのね、絵のやつを、ずっと触ってただけだったよ」


「えぇ?何言ってんのw」


「お魚さんの絵のやつ」と言うのは、

多分ラバーカップの先の部分を入れていた

プラスティックの容器の事だろう。

その容器の蓋のところに魚の絵がある。


以前からユウカはそれを

「お魚の絵のやつ」と呼んでいた。


でもこの時ユウカは

妙に神妙な顔してうつむいてたものだから、

少し気になり、それから少しの間、

その事が心から離れなかった。


そしてもう1つ。

喋りながらも

少し耳を澄まして聞いていたのだが、

私の家を回ったあとのあの業者さん。

次の部屋を回ってなかった…?

「すみません」の声も、

玄関のドアを開ける音も聞こえなかった…?


何か少し妙。


でも時間の経過とともに

そんな疑問もだんだん薄れていって、

パパが帰って来るまでの間、

また他にしなきゃならない事があるから

それをしようと思っていた。


でもその日に

事件が起きていたのだ。

いや、正確には数日前から。


他の事をしながら

テレビをつけてると

ニュースが飛び込んできた。


「…え?」


水質管理の業者さんが

死亡していたと言う。

その業者さんは昨日、

隣の根田さんの家に来ていたあの業者…?


そしてこれまでに、

同じ業者を装って家に侵入し、

強姦殺人・強盗殺人を

繰り返していた犯人が

今追われていると言う。


「………(ウソ)…」

小声で正直、

そうつぶやいていた私だ。


それからユウカに

あのさっきの事をもう1度

何度か話を聞きながら、

「もしかして…」

なんて考えて居たんだ。



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=ZkJ-8eqNtVs

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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