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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Crimson Nightmare

作者:

この小説は流血表現など、暴力表現が書かれています。

苦手な人・嫌悪感を抱く人はすぐにブラウザバックをしてください。






Crimson Nightmare






そこは廃墟と化した1つのビルだった。


「ゃ、やめろっ」

「何を?」

「じ、銃を下ろせ!」

「何でだよ?」


1つのビルの中の一室に、1人の少年と、ある男がいた。

男はスーツケースを持って、尻餅をつき、壁際に追いやられ、逃げ場をなくしていた。

そして、少年は男を窮地(きゅうち)に追いやったが、右腕は肘からが銃器になっている。


「あんたが死ぬから?いつかは死ぬのに、"死"を恐れるなんて、やっぱり人間っておかしいよな」

「ぅ、ぅ、うるさいぞ!この、ば、バケモノッ!」

「"バケモノ"?だから、何だってんだよ」


少年は銃を下ろした。


ドスッ


「ガッ…」


男の腹部からは血が滴っている。

そして、剣が刺さっていた。

その剣は、少年の左腕と繋がっていた。


「『銃を下ろせ』とは言われたけど、"左腕"のことは何も言ってないんだから、問題ないだろ?」


もう、生きてない"それ"に向かって、言い放った。


ドサッ


剣を男の腹部から抜いた。

男はスーツケースを抱えたまま、前のめりに倒れた。

少年は既に肉の塊となったソレを、足で仰向けにした。


ガチャッ


「これか…」


スーツケースを開けると、中には小さなチップのようなものが入っていた。

それを取り、ポケットの中に入れた。






とある廃墟の中の研究所。

そこでは昔、血塗られた歴史が刻まれたような跡があった。

廃墟の中には乾いた血が壁中に飛び散り、腐った死体の匂いがこびり付いた様に漂っていた。

その中で暮らしている一人の"天才科学者"と一人の"少年"がいた。

否、一人の"イカレタ教授"と一体の"アンドロイド"がいた。


―地下室の研究所


「ヴェノムかい?」


"イカレタ教授"―カートが"アンドロイド"―ヴェノムにそう話しかけた。

カートの外見は白衣を着ていて白髪混じりの髪に、顔は(やつ)れ、目の下に(くま)がある。

一見、何らかの研究でもしていそうな、中年の男だ。


「頼まれた物、持ってきたぜ」


そう言って、ポケットから黒く小さなチップを手渡した。

それをカートは、机の上にあったコンピューターに挿入した。


「それ、何なのさ?」

「あぁ、これですか~?」


コンピューターの画面を見ると、そこには文字の羅列があるだけだ。


「これにはねぇ、昔倒産した、ある会社の発明の成果が書かれているんですよ~」

「…発明?」

「そう、"人間兵器"のね」


何故だか、ヴェノムはドクンッと、一つ大きく脈打った。


「私はそこの社員でねぇ、夢の"兵器"製造に資金を当てる余裕が無くなっちゃって、

 会社潰れちゃったんですよ~」

「ふーん…」

「聞いておいて、反応が薄いですね」

「じゃあ、そのデータはどうするんだ?"人間兵器"を造るのに使うのか?」


カートはニヤッと不気味に笑いながら、答えた。


「いいえ~?これは消去しますよ~」

「何でだよ?」

「これは、私には必要のなくなったものですからねぇ。

 誰かにこのデータを渡されちゃぁ、困るんですよ~」

「あっ、そ」


そう言いながら、ヴェノムは扉へと歩いていった。


「あ、どこ行くんですかぁ?」

「決まってんだろ」


ヴェノムは室内から出て行った。

カートは深く溜息をついた。


「君は大事な、私の"所有物"ですからねぇ。手放したくはないのですよ」


カートは一人、残されて呟いた。






―B 2F -001号室-


色々な、沢山の液体が、透明なものに入っていた。

どれも、悪臭を漂わせるものなどがあった。


「教授が持ってきたのって、どれだったっけ」


紫色の液体を見ながら言った。

試験管には、"タランチュラ"と書かれていた。

他には"サソリ"や"ハブ"なども書かれている。

これ等、全て毒の類である。


「あ、コレか。"マンダラトキシン"」


ヴェノムは"オオスズメバチ"と書かれた試験管を手に取った。

"マンダラトキシン"とは、"オオスズメバチ"の毒の成分である。

それを体内に含めば、数分、数秒としない内に、呼吸困難に陥り、激しい痙攣(けいれん)を引き起こしてしまう。


これにヴェノムは、弾丸を入れる。

こうすれば、少し弾丸が(かす)れたり、致命傷に至らなかったりしても、確実に"殺す"事ができるのだ。

勿論、剣にも毒を塗ったりする。

そうする事によって、殺傷能力が更に上がるのだ。


(こういう臭い、あんまり好きじゃねぇんだよな)






―翌朝・オープンシティ(首都圏)郊外の駅前


朝日が煌々(こうこう)と輝く中、ヴェノムは当てもなく、とぼとぼと歩いている。

いつもなら森の中を探索するのだが、カートに「たまには街にも行って来なさい」と言われたのだ。

郊外と言えども、首都圏には近いので、それなりに街は騒がしい。


(さて、どこへ行こうか。別に行きたい場所も無いんだけど…)


「火事だー!!」


誰かが叫ぶ声がした。

こんな朝っぱらから何なのだ。と思ったが、声がする方を見ると、

ビルやカフェテラス、それらに隣接する店や建物が燃えている。

そして、ガソリンの臭いがする。

誰かがガソリンを撒き散らし放火した、と考えるのは簡単だが、それにしても変だ。


(燃え広がるのが早すぎる…)


周りからは恐怖に怯える声や、消防車や警察などのサイレン音、黒い煙が漂っている。

救出が始まっているが、高いビルの中にはまだ人がいた。


「まだ、中に人がいるぞ!」

「無理だ!助けに行っても、無駄死(むだじ)にするだけだ!」


などとほざく救助隊の会話が聞こえた。

それに俺は動かされたように、ビルの入り口に向かって走っていた。


「こら!危ないからここを通るな!!」


そうは言われたが、行く手を阻む救助隊を文字通り飛び越え、中に入った。

炎に包まれ、落下し、倒壊してくるものを避けながら、

助けを求める声がする所まで、天井や壁を突き破った。

このままじゃ、一酸化炭素中毒で死ぬか、焼死するか、時間の問題だ。

声がした階まで行くと、窓辺で女が外に助けを求めていた。

こちらには気付いていない。


「おい、お前!動くなっ」

「え!?」


その女を抱え込むと、躊躇(ちゅうちょ)無く、窓から飛び降りた。

多分、30階ぐらいだろう。

俺はこの高さぐらい平気だ。


「き、きゃぁぁあああっっ!!!」

「っるせーな!静かにしろよ!!」


地上まで、あと100メートル、80メートル、30、10…。


フワッ


落ちる瞬間、急激に減速し、着地した。

俺の靴に搭載されている機能で、…まぁ、詳しいことは分からない。

カートが開発したものだしな。


着地したら、救助隊が駆けつけてきた。


「大丈夫か!?」

「担架持ってこい!」

「あいつ、あの高さから飛び降りて無事なのか!?」

「信じられないっ!」


俺には雑音にしか聞こえなかった。

その場から立ち去ろうとしたら、女に引き止められた。

よく見えてなかったが、短い茶色の髪で、エメラルドの瞳をした、白衣を着た女だった。

白衣の胸辺りに、ネームプレートが付いていた。

名前は-Yuria・Keith-《ユリア・キース 》。

何故だか、とても懐かしい様な気がした。

大分、前に会った事があるような…。


「あなた、アレス、よね?」

「…は?」

「私、あなたに、会いた…かった……」

「え?」


バタッ、と女はそのまま倒れた。


「なっ!大丈夫かよ!?」

「スー……」


女からは、規則正しい寝息が聞こえてきた。

心配して損した。

担架を運んできたので、女を抱え上げ、ドサッと落とした。


「おいっ!怪我人をそんな風に扱うなよ!」

「こんなやつ、怪我人でも何でもねぇっ!!」


俺はその場から逃げるようにして、走っていった。







どれくらい走っただろうか…。

今は森の中に一人、(ただず)んでいる。

何故か、息が荒らいでいた。


「うっ…」


思わず、頭を手で抱えるように座り込む。

頭がズキズキと痛む。


「っ……」


何かが、頭の中に流れ込むような感覚がしてくる。

人間が死ぬ直前に見る、あの走馬灯のように…。






―あなたは"アレス"よ。


声が聞こえる。

この声は…、"ユリア"?


―ユリア・キース、例のものはできたのかい?

―カート!?予定は来月のはずでしょう…?

―そうだったかな?どうも、私は忘れっぽい性格でねぇ。


カート…?

何故あいつがユリアのことを知っている?


―帰ってください。まだ"この身体"は完成していないのよ。

―どこが、完成していないのかな?

―"中身"よ。

―君が研究している"心"でしたっけ?

―あとは、あなたに要求された武器部分だけ。

―できているじゃないか。


カチッ


何かのスイッチを押す音がした。

これは、何のスイッチだ…?


―右手には銃器が設置されているし、左手には剣だってあるじゃないですかぁ。


あぁ、俺に使う遠隔操作"リモコン"のスイッチか。

これで、起動なり停止なり爆破なり、出来る代物だ。


―まだ、心臓部分が出来てないのよ…。

―心臓?何、言ってるんですかぁ?

―……。

―これは元々、生身の人間だったんですよ?

それに、まだ臓器も使える。"アンドロイド"より、"サイボーグ"じゃないですか?


俺が人間だった?

どういうことだ?


―…っ

―まぁ、その子供は植物状態でしたからねぇ。

ある事件が原因でしたよねぇ?その事件、あなたも関わっていませんでした?

―だったら、何よ。

―しかし、馬鹿ですよねぇ。

あなたを助けようとして身代わりになったんですよねぇ?

その小さな"恋人"くん。

―…帰ってください。

―そうするとしましょうか。

それでは、この"アンドロイド"も持って行きましょう。

―それは、まだっ


スッ


―おや、丁度目覚めたようだね。

―そんな、まさか、"目覚めた"の!?

―"完成した"ということで、いいですかね?

―……

―この"アンドロイド"の"完成"の意味は、"己の意思で目覚める"。

  ということ、でしたよね?

―えぇ…。

―もう会うことはないでしょう。

さようなら、ユリア・キース。






そのまま、カートは俺を抱え上げて、あの廃墟に連れて行ったんだったよな。

その時の、ユリアのあの、苦しそうな表情を、俺は黙って目で追っていたんだっけ。


俺は倒れた状態のまま、目を開けた。


「…思い出した」






―廃墟・B 1F -研究室-


「おや、ヴェノム。早かったんですねぇ」

「まぁ、な」

「浮かない顔してますねぇ。何かあったんですかぁ?」

「…"ユリア"って女、知ってるか?」


俺が言った瞬間、教授は凍りついたように動かない。


「どこまで…」

「あ?」

「どこまで、思い出したんですか…?」

「全部。ここに来る前の、ユリアに手足を付けられた時の記憶だけ…」


カートの顔は、青ざめている。

白に近く、死人のようだ。


「もう、十分思い出してるじゃないですか」

「"人間だった"頃の記憶は思い出せてないけどな」

「…ヴェノム」

「何…」


カートは動き出した。

刃物を持って…。


「君は、四肢以外はほぼ生身の人間同様ですね」

「…だから?」

「植物状態の君をね、”人間兵器”の実験台(モルモット)にしたかったんですよ~」

「……」

「その為には、人間だった時の記憶は邪魔なんですよね~」

「俺は、都合のいい実験台(モルモット)だった、って訳だ」

「えぇ、そうです。でも……、

 ―全て思い出したのならば、殺すまでですよ」


ヴェノムの背中に悪寒が走る。

一歩、二歩と後ずさりをする。


「元々、完璧なアンドロイドが欲しかったんですけどねぇ…」

「アンドロイドの製造は、夢の、また夢だったんだろ」

「えぇ、その通りです。だから、高性能だと聞いて、君を買い取ったんですよ」


カートはヴェノムに、ジリジリと近づいてくる。


「ハッ、ふざけんなっつーの。俺を金で買えると思ったら大間違いだぜ?」

「私もねぇ、君じゃないのが良かったんですけど、予算も少なかったですし、仕方がなかったんです。

 頑張って交渉したんですよ?半ば無理矢理連行したようなものですが、お金は支払いましたしねぇ?」

「あっ、そ。じゃ、俺はもう用無しだな」


ダンッ!


ヴェノムは左手の銃器で、カートめがけて撃った。

しかし、避けられた。

まるで、元々戦闘の訓練を受けていたかのようだった。


「チッ」

「残念でしたねぇ。私も生命力が強いんですよぉ」


余裕の笑みを見せるカート。

対して、ヴェノムは何かに()いている様子で、カートを睨む。


「君も知ってるでしょう?ここに、ユリアが来る事を…!」

「それが、どうしたってんだよ!」


ダンッ ダンッ!


銃声が響く研究室。

パリーンと割れる試験管やガラス類。

バチッ バチッと電気がショートする音。

掠れた銃弾によって、血がカートの腕から滴る。


「私は私自身が解毒剤のようなものですから、毒は効きませんよぉ?」

「知ってるさ。お前の身体が毒に慣れすぎて、毒を中和させてしまうことぐらい」

「まぁ、私の身体の中に、その毒を中和する為の抗体があるようなものですかねぇ~」


カートはペロッと傷口を舐める。


「さて、お遊びはここまでですよ。ヴェノム」


ガチャッ


カートが(ふところ)から銃を取り出す。


「これで終わりにしましょうかねぇ~?」


ダンッ ダンッ ダンッ…!


「…あいつは銃の名手だったな」


人間の弱いところを知っているカートに勝ち目はない。

いたぶり、動けなくなったところを一気に()るのがカートの殺り方だ。

銃弾は頬を、腕を、太股、腹部、首筋を掠めるように、撃ちこんでくる。

俺は壁から壁、床から天井まで動いていく。

銃弾を浴びせられると、こちらからは反撃しにくい。


ダンッ!


「ぐっ、あぁ!!」


とうとう俺の腹に銃弾が撃ちこまれた。

俺は仰向けに倒れ、(もだ)える様に顔を歪ませる。

腹から血が滲むのを感じる。

結構、素早く逃げてたはずなんだけどな。

早く起き上がらなくては……。


「くっ…!ガハッ……」


腹に力を入れたら、激痛が走り、吐血した。

流石に痛すぎて、痛覚が鈍ってきそうだ。

しかし、起き上がることが出来ず、未だ仰向けのままだ。


「君のことを知り尽くしている私から逃げようとは、君は馬鹿ですねぇ。

 ―さようなら、ヴェノム」


―俺はここで、終わるのか…。

せめて最期だけでも、ユリアに……


ダンッ…!


銃声が聞こえた。

だけど、痛みを感じない。


―俺、死んだのか…?


そっと、目を開ける。


「っ…!!」


目の前には見慣れないはずだったが、何故だか懐かしかった。


「ぅっ…」

「ユリアッ!?」


ユリアは俺に被さる様に、俺の身代わりになっていた。


―何で俺を(かば)ってるんだ!?


「ほぅ、恋人を守る為にここに来たんですか?馬鹿ですねぇ」

「ユリアっ!おいっ、大丈夫か!?」

「ぁ、アレス…?だ、いじょ…うぶ?」

「っ……」


ドサッ


「ユリアっ!?」


ユリアは力尽きたのか、倒れた。

幸い、脈はまだある。

ユリアをその場に寝かせた。


俺は無言でカートを睨みつける。


「あぁ、怖いですねぇ。あなたが悪いんですよ?

 あなたを庇おうとして身代わりになったんですからぁ!」

「テメェ、ぶっ殺すっ!!!」


ズガンッ ガンッ ドドドドドドドッ!!!


「マシンガンですか?卑怯ですねぇ」

「アイツ、いつの間に隠れやがったんだ!!」


(しばら)く、銃弾の音が続いた。


静寂…。


「おやぁ?弾切れのようですねぇ。何も考え無しで突っかかるから駄目なんですよぉ」


スッ


「…消えた?」


ヴェノムの姿が、カートの視界から消えた。


「あの餓鬼(がき)、どこに行った!?」

「あんたの後ろだよ」

「なっ…!?」

「遅い」


一瞬でカートの背後に回ったヴェノムは、剣をカートの首に当てた。


ザシュッ


「ガハッ、ァァ…」


カートの首からは、血が吹き出ている。

そして、そのままうつ伏せに倒れた。


「あの世で苦しむんだな」


ヴェノムはカートを見下ろし、足でその身体を踏みつけながら、言い放った。







「アレス!野菜も食べないから背ぇ、伸びないのよ!」

「っるせぇなぁ。怪我人が母親面するな!」

「私はあなたの彼女なの!あなたの体が心配だから言ってるのよ!」


また始まった。

毎朝、俺とユリアの間で始まる喧嘩。

もう当たり前になっている。


(つーか、ユリアが"俺の彼女"って、最近 思い出したんだよなー)


自分の記憶を思い出して、恥ずかしくなる。

俺、こんなことしたっけ?とか、思ってしまう。


「あ、ほら学校行かないと!」

「さっきまで怒ってたじゃねぇか!!」

「それはそれ!ほら早く用意してっ!!」


ユリアは俺の背中を押す。

ユリアは俺には教養が必要だ。とか何とか言って、勝手に学校へ行かせようとした。

俺は行きたくなかったけど…。


「行って来るからなっ!」

「行ってらっしゃい!気をつけてねっ」


ユリアは俺を見送った。

俺は学校まで走る。






あの事件以降、俺たちは普通に暮らしている。


カートは死んだ。

あいつには家族とか友人とか恋人とかはいなかったから、悲しむ人はいなかった。

一応、廃墟の近くに大樹があったから、その近くに埋葬した。


ユリアの傷は深くなかったから、致命傷には至らなかった。

俺も、回復能力というか、治癒能力が人一倍強い所為か、かなり平気だった。

多分、これからは普通にやっていけるんじゃないかと思う。

ユリアに手を(ほどこ)されて、俺も今では普通の身体だ。

腕の銃器は取り外され、手は分裂されないようにしてある。

指を動かせるように、配線を繋げ、リハビリをすれば動かせるようになった。

大部分は普通の人間と同じだ。


俺は事故で腕を失い、脚の自由が利かなくなった。

って、ユリアから聞いたけど、自分じゃ覚えていない。

これから思い出すかもしれない。

だけど、それまではユリアと普通に、幸せに暮らしていたい。






そして、俺の本当の名は―アレスだ。















駄文ですみません。

シリアスめにしたかったんです。

そして最後は明るめに…。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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