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爆発物取扱い注意
今回ちょっと短いですので、二話連続投稿です。
「こいつ、司法試験に受かった俺様をアホ扱いしてるな。」
実際にアホだから仕方ないのでは、という反対尋問が、今度は九法正義の頭に木霊する。
司法試験に受かろうとも、本当に頭がいいとは限らないのは、業界にいる誰もが知っていることだが、俺がここまでアホだとは思わなかった。
ただ、一度失敗したからといって、諦めてはいけないのも、この業界のあるべき姿だ。パソコンが使えなくとも、手書きで判決は書ける。というより、昔は墨書きだったのだ。
つまり、飛び道具が使えないなら、物理に限る。
「左手は添えるだけ…」
俺は両手で持った杖を振りかぶると、空中から落下したまま、モンスターの頭に叩きつける。
すると…
モンスターは爆散した。
あー、これは、グロいし、爆発物取締法(物理)に引っかかるな。
やっぱり、書き進めていくと、書き足したいところとか、矛盾点が出てきますね…
しれっと直していますので、悪しからず取り計らいください。