「希望」
ロボットって...良いよね...
「テン♪テレレン♪」アラームの音が僕を起こす。
眠い。まだ寝ていたいが、仕事がある。
いつもの様に朝食を作り、食べる。今日は珍しくベーコンが手に入った。美味しい。
「シャカシャカ...」歯を磨き、身支度を整える。
さて、仕事だ。
「今日は...sr-08に来いって言われたんだっけ。」
エレベーターで降りていく。
が、なんだかエレベーターの速度が落ちていく。「ありゃ?」
エレベーターが止まった。
ピロン「IDヲイレテクダサイ。」「んー...と?あれか。」
「...承認。ヨウコソ。」
エレベーターは再び動き出した。
「っと、着いたか。...いや、着いてしまったか...」
デカいロボットが俺を出迎えている。
「喜べよ!嬉しいだろう!」この声は...
「うっせぇな!!嫌に決まってんだろ!!」と、言い返す。
「いやいやいや。嬉しいに決まってんだろう!もし私が君なら漏らして気絶するよ!」「汚ぇな!!黙れ!!」
別に僕は短期ではない。こいつにはそう答えていい奴なのだ。
「ま、元気そうでなによりだよ!!君には重大な任務が課せられたのだからね!」「それが嫌だからだよ!!」
「そうなのか?まぁいいだろう!詳細は聞いているね!!」
「そのナントカってロボットを動かしてアイツらを倒すんだろ!!?」
「KARMAだ!ナントカではない!!」
「だせぇな!!お前のネーミングセンスじゃそれが限界か!」
「何...だと...かっこいいでは無いか!!KARMA!!」
「だせぇよ!!厨二病いい加減直せ!!」
「ふん!あいからわず気に触るやつだが今日は良いだろう!
なにせこれからメインイベントだからな!」
僕はそのメインイベントの主役のか...KARMAに乗るのだ。
「っと!こんな馬鹿みたいな奴とお喋りする時間はない!!
早速乗れ!!馬鹿!!」
「誰が馬鹿だ馬鹿!!」そう言いつつ、コックピットに乗る。
「あっつ!!おい!!俺の事も考えとけよ!!」
「すまないね!!武装増やしてたら金が無くなった!!この作戦が成功したらうちわでも付けとくよ!!」「はぁ!!?」
「まぁ、落ち着け!!暑さを気にしなくなるほど夢中になる武装が乗っているぞ!!」「例えば!!?」
「まだ言えないね!!」「...はぁぁぁぁあ!!?予定出撃1分前だぞ!?」「む、そんな時間か!?よし、出撃!!」
「はぁ!?ちょ!おい待て!!待て!!」
「頑張ってくれたまえ!!君の戦闘センスには目を引くものがある!!何とか頑張れ!!」
「ゴォオオオオ」ロボットが上空へ向かい、進んでいる。
「おっと!!向かっている間に説明してくれよう!!感謝するがいい!!」「何様だ、お前は!!説明いらねえよ!!」
「いいのか?死ぬぞ?」
背筋が凍る。「ちぃっ!!教えろ!!」「まずは!!この...」
「なるべく早く!!」
「剣2個!銃3個!盾!内蔵ミサイル!」
「よし、お前にしては上出来だ!!」
「私はいつも...じょ!う!で!き!だが?」
「もういい!喋るな!」
「そう言っている間に...ほら、もう着くが?」
「マジで?」上を向く。「マジじゃねえか!!」
「ま、音速よりちょっと遅いくらいの速さだからな!!では、健闘を祈る!!」
この日は何日だったか...忘れた!
この日、あいつと始めたのだ。奴らとの長い戦いを。