僕と僕
僕の中にはもうひとりの僕がいる。
生まれた時からずっと一緒だけど、考え方は一緒じゃない。
同じ体を使っているけれど、違う人間なんだと思う。
コインで言えば僕は「表」で、もうひとりの僕は「裏」
カセットテープで言えば僕は「A面」、もうひとりの僕は「B面」
CDのように「両A面」には決してならない。
だから、やっぱりこの体は僕の物だ。
僕の身体は、今日も赤く染まっている。
足元に転がる、おもちゃから吹き出る液体が服に着いたからだ。
僕の「B面」は、今日も泣いている。
何も出来ないのが、悔しいからだ。
「B面」はやがて磨り減り、その声は聞こえなくなるでしょう。
その時僕は、本当の「孤独」になる。
ありがちなネタですが、短く書きました。
初心者ですが、よろしくお願いします。