異流の使徒
(前回までのあらすじ)
ヒラクがカイルと共にシルキルの住処にいた頃、テラリオはセルシオに成りすまし、九人の使徒のうちの一人として狼神復活に儀式の場にいた。円座する使徒たちの中心にはユピがいた。血肉を捧げよというミカイロの命令で使徒たちが次々と倒れていく。儀式の中でユピは記憶の中の何かを刺激される。そして狼神ではない何者かがユピの中で目覚めた。
ミカイロの父親のことを、セルシオは語ろうとしない。
「もういいや! それよりユピだ! おい、おまえ! おれをその儀式の場所まで連れて行け!」
そう言って、ヒラクが入り口前に立ちふさがるシルキルにつかみかかろうとしたとき、ちょうどカイルが戻ってきた。
カイルは息を弾ませてセルシオに迫った。
「八人の使徒が死んだ。一人の使徒が消えた。器である人間もいない。どういうことだ?」
「そうか、ミカイロはやりとげたのか……」
セルシオは、消えた一人の使徒というのは、九人目の使徒となったミカイロのことだと思った。
しかしカイルは否定する。
「ミカイロは死んだ八人の使徒のうちの一人だ」
「ミカイロが死んだ?」
「ああ、剣を胸に突き刺して死んでいた」
自分が見たものを思い出して、カイルは吐き気を覚えた。
儀式の場に駆け込んだカイルの目に飛び込んできたのは、凄惨な光景だった。
煙と熱気のこもる室の中には八人の男たちの死体が転がっていた。
カイルは口元を手で押さえながら、悶絶の表情で果てた一人一人の死体の顔を確かめていった。
ほとんどの男たちが生への執着を残すかのように目を見開いたままだった。
凄まじい形相で死んでいった使徒たちと面するのは、カイルには苦痛でたまらなかったが、それがテラリオではないことに少なからずほっとしていた。
ミカイロの死に顔と面したとき、カイルはすぐにそれが誰かはわからなかった。
薄く開いたままの瞳は、何もかもあきらめたかのように、うつろで悲しげだった。
「そうか、ミカイロが……」
セルシオは複雑な表情でつぶやいた。
「ユピは? ユピはどうなったの?」
ヒラクはカイルにつめ寄る。
「わからない。テラリオもその場にはいなかった」
「器が消えたということは、テラリオが九人目の使徒となり、狼神を復活させたということ?」
「いや、ちがう」
シルキルの言葉をセルシオは否定した。
「そもそも狼神を復活させるための儀式など存在しない。一人の男の妄想だ。その妄想を糧にして、ミカイロは狼神を生み出そうとしていた」
「一人の男? 誰のことだ……?」
カイルが尋ねると、セルシオは、はりつめた糸が切れてしまったかのように、ぼんやりと宙を見ながら語り始めた。
「……ザイルの父親だ。ザイルは、ミカイロの父親であり、私の無二の親友だった男だ。ザイルの父親は老いた私の曽祖父の歴史研究を助け、祖父がネコナータの民の調査に出かけるときも同行した。年の近い私とザイルは身内同然だった……」
セルシオは昔をなつかしむように言った。
今までミカイロの目をはばかり、語れなかったことだ。
記憶の中の死者を語ることは、生きた者の心を慰める。
その存在がまだあることの確認でもするかのように、残された者は語りだす。
「ザイルの父親は、もとはプレーナ教徒でありながら、狼神の旧信徒たちに狼神復活を強く唱え、信仰を復活させた人物だ。彼は、狼神信仰の祖ともいわれる使徒の流れをくむ一族の娘を妻とし、その一族の力を後ろ盾として信仰を復活させた。ザイルの父は私たち一族の狼神研究の資料をもとに復活の儀式を作り上げ、ザイルはその儀式のために再結成された九人の狼神の使徒の一人となった」
ザイルは、自分の父が、もとはプレーナ教徒でありながら、なぜ狼神復活を唱えるようになったのかを長い間謎に思っていた。
その謎が解けたのは、ザイルが二十歳を過ぎてからのことである。
病床に伏したザイルの母が、死に際、息子を呼び寄せて言った言葉がきっかけだ。
『あの人は、ずっと私ではない女性を愛していたの。その人に再び会うために、狼神の力が必要だった。そのために私を利用したのに、私は私自身が必要とされていると思ってしまった……』
ザイルの母親の表情は、さびしげではあるが穏やかで、慈愛に満ちた目で枕辺に立つ息子をじっとみつめた。
『あの人を恨む気持ちもあったけど、あの人に愛されなかったことよりも、あなたを授かり、愛したことが、私の人生のすべてよ。どうかあなたはお父さんのようにならないで。あなたが愛すべき家族を愛して守って生きていってちょうだい』
この時、ザイルの妻はミカイロを腹に宿していた。
その誕生を心待ちにしていたザイルの母親は、この言葉を最期に、孫を抱くことなく死んだ。
病床の母の枕辺に駆けつけようともしなかった父に対して、ザイルは怒りを抑えることができなかった。ザイルは父にすべてを問いただした。
すでに老境に入っていたザイルの父親は、取り繕うこともせずにあっさりとザイルの母親が言ったことを認めた。
プレーナに身を捧げた恋人を取り戻すために狼神の力が必要だったこと、プレーナへの憎しみが狼神復活の儀式を生み出すきっかけになったこと、そして、そのためにザイルの母親を利用したこともすべてザイルに打ち明けた。
ザイルは激しい憤りを感じた。
父にとって大切なのは、プレーナに奪われたという恋人の存在だけだ。そのためには何人の犠牲を出してもかまわないと思っている……。ザイルは、父を許すことはできないと思った。
この時以来、ザイルは父を「異流の使徒」として蔑み、母の血筋を引く自分こそが正当な狼神の使徒であると主張するようになった。
「ザイルは、狼神の使徒を統率する立場を確固たるものにして、父親を背後から消し去ろうとした。そのことのみに意識を向けているようで、息子であるミカイロのことは一切顧みようとはしなかった。自分が父親と同じことをしていることに彼は気づいていなかった」
セルシオは複雑な表情で言った。
「ミカイロは物心ついたときから、ザイルの父親によくなついていた。ザイルの父親もまた孫であるミカイロをかわいがっていた。それは、父親として息子に愛情を注げなかったことへの後悔からなのか、それとも、自分の意志を託す相手を、息子から孫へと変えたからなのか、今となっては誰にもわからないことだ」
ミカイロの母親は、ミカイロを産むのと引き換えに命を落としたため、ミカイロにとっては祖父だけが家族と思える存在だった。しかし、その祖父はそのときすでに現実と妄想の区別がつかない状態だった。
「分け身の神が姿を見せたのはその頃だった。まずは神帝が現れた。神帝を中心に神帝国が興り、ネコナータの民は神帝国人となった。国を持ったネコナータの民たちと、外で労働に従事する狼神の旧信徒たちの関係も変わっていった。ザイルは、神帝国と友好的に手を結び、狼神の旧信徒たちの生活を安定させようとした。ザイルは、もはや狼神の復活など考えてはいなかった。だが、狼神の旧信徒たちと神帝国の友好関係をプレーナ教徒たちは快く思わなかった。狼神の旧信徒たちに自分たちの支配が及ばなくなることを怖れていたのだ。そしてプレーナ教徒の不安が募る中、もう一人の分け身の神が現れた。それがヴェルダの御使いだ」
セルシオはヒラクをじっと見た。
「プレーナ教徒たちは、ヴェルダの御使いが現れたことでさらに結束を固めた。老主を中心とするプレーナ教徒たちの狼神の旧信徒たちへの迫害も一層強まった。そんな中、今こそ狼神を復活させるべきだという声も使徒たちから上がったが、ザイルは頑としてそれを拒んだ。ザイルは父親が生み出した復活の儀式で狼神が復活するわけはないと思っていたし、儀式そのもにに反発があった。やがて狼神の復活を望む使徒たちは、ザイルに代わる儀式の執行者を求めるようになった。ミカイロがその座に納まることに異議を唱える使徒は誰もいなかった……もちろん私も含めて、誰も……」
セルシオはつらそうにくちびるを噛んでうつむいた。そのときミカイロが父親であるザイルを殺したということは、あえて口にしなかった。
「ミカイロが父に代わって狼神の使徒たちの中心の座についたのは、彼が十八のときだ。ザイルの父も亡くなり、五年間、ミカイロは私や私の父のもとで、この地の歴史に関わる資料をむさぼるように読み、何かを必死で得ようとしていた。かつてのザイルの父親と同じだと、私の父はよく言っていた。その話を聞いていたからか、私には、ザイルの父親がミカイロに乗り移っているように思えた。これは後からわかったことだが、ミカイロは、狼神復活の鍵となる器がどういうものなのかを探していた。彼は、その頃からすでに祖父の意志を継ぎ、狼神復活に情熱を燃やしていたのだ」
やがてミカイロは、器となる分け身の神の手がかりを得ることになる決定的といえる出来事と遭遇する。
ミカイロが父ザイルに代わり、狼神の使徒の中心の座について五年、神帝国が興って十五年後、神帝国の人間が初めてセーカ内に足を踏み入れた。それは使徒たちとの接触を希望する者たちの独断の行動だった。案内をしたのはセルシオだった。
「今から七年前、神帝国の者が二人、この狼神の旧信徒たちの居住区に足を踏み入れてミカイロと接触した。彼らは神帝により追放された罪人を追っていた。くわしくは語らなかったが、神帝に追われたその者を、神帝に気づかれないうちに保護したいということだった」
結局追放者がみつかることはなかったが、このことをきっかけにミカイロは神帝国の人間と親密な関係をもつことになった。神帝に知られることを怖れる彼らを脅迫し、個人的に食糧その他を得るルートを確保した。
「ミカイロは彼らに尋ねた。神帝は絶対君主であるとともにあなたたちの神ではないのか、と。彼らは答えに窮していた。彼らを帰した後、ミカイロは私に言った。分け身の神をみつけた、と」
セルシオはその時のことを思い出して言った。
「その追放者が狼神の分け身で神帝国人の姿で現れたっていうのか?」
カイルは腑に落ちないといった表情で言った。
「そもそも狼神の元型とされるのは狼であり、羊飼いたちの怖れが具現化したものだ。ミカイロは、神帝国の人間の姿で狼神が現れたと解釈したが、あくまでこの時点では確信にまではいたっていない」
セルシオはシルキルからヒラクに視線を移す。
「神帝国の人間が訪れてから七年……。再びこのセーカに分け身の神が現れた。しかも二人同時に。二人とも北の山からやってきたと言う。北の山は狼神の封印の地だ。ミカイロは、七年前に神帝国から追放された分け身の神は北の地に逃げ込んだのだろうと考えた……」
セルシオがそこまで言うと、ヒラクはセルシオをにらみつけて言った。
「ユピは狼神とは関係ないって言ってるだろう!」
「俺も納得がいかない」カイルが言葉をかぶせた。「あの神帝国人は、七年前はまだほんの小さな子どもだったはず。その子どもがどうやって神帝国からここまで逃げてこられるっていうんだ。大体そんな子ども一人探すために神帝国の奴らがわざわざここまで乗り込んできたっていうのか?」
「もうそんな話どうでもいいよ!」
ヒラクは苛立ちと不安を爆発させるように言った。
「テラリオは器の奪還に成功したらここに戻ってくるって言ったよね?」
ヒラクはセルシオに確認した。
「でもテラリオはここには来ない。あんたが手を貸すっていうのをあてにしてないんじゃないのか?」
「ふん、そんなこと言ったのか」
ヒラクの言葉を聞いて、カイルはセルシオを見た。
「あいつは確かに目的のために人をうまく利用してやろうって奴だ。でも肝心なことがわかってなかったな」
「どういうことだい?」
「最初から、あいつはこの計画を一人でやり遂げようとしていたってことだ。結果的に、利用するはずが利用された形にはなったが、あいつはもともと誰かの手を借りようなどとは思っていなかったってことだよ」
「じゃあ、今も一人で……」
シルキルは、考えを巡らせるように口元に手をあててつぶやいた。
「何にしても、この地下でテラリオを探し出すのは不可能だ。あいつは隠し通路にもくわしい。それよりも、奴が確実に現れる場所で待ち構えている方が早い」
「どこ? 知っているなら最初から教えてくれればよかったのに!」
ヒラクはカイルにつかみかかった。
「そう、かみつくなって」
カイルはヒラクを引きはがす。
「あいつが確実に現れる場所、時間もわかるさ、それは……」
「分配交換の場だね」
シルキルがカイルの言葉を引き継いだ。
「そうだ、分配交換の場にテラリオは確実に現れる。取り戻した神帝国人をその場で殺すためにな」
「そんなことさせるもんか」
ヒラクは、まるでカイルがそうしようとしているかのように、カッとなって叫んだ。
カイルはヒラクの頭に軽く手を置くと、顔をのぞきこみながら言った。
「そうさせたくないなら、おまえが止めろ」
「……どうやって?」
ヒラクは表情を引き締める。
「混乱を引き起こすのは得意なんだろう?」
カイルは挑発するように笑うと、語気を強めて言葉を放つ。
「分配交換の儀式をぶち壊せ」
「カイル、そんなことをしたら……」
セルシオは口をはさんだが、それでどうなるかということまでは予想がつかない。
「儀式にはテラリオがおびき寄せた神帝国の奴らが攻めてくる。その混乱に乗じて神帝国の小僧を取り戻せ」
「カイル……」
ヒラクは子犬がなつくような目でカイルをじっと見た。
「かんちがいするな。俺はただテラリオに手を汚させたくないだけだ。共に神帝国で生きる以上、いつかそれが罪に問われるような真似をさせるわけにはいかない」
「テラリオと共に生きる? アクリラは?」
ヒラクが尋ねると、カイルは苦悶の表情を浮かべた。
「これからアクリラのところに行って、すべてを話してくる。神帝国に共に行かないまでも、セーカの混乱に巻き込まれないようここから連れ出す」
「そんなことしたら、アクリラの口から老主に知れるかもしれないよ。神帝国が攻めてくるかもしれないなんてわかったら、そのきっかけになる分配交換だって取りやめになるかもしれないじゃないか」
「分配交換を取りやめることはありえません」
セルシオはヒラクの言葉を否定した。
「分配交換の儀式はプレーナとの契約の確かな証であり、生命の水を得ることはプレーナ教徒たちにとって何よりも大切なことです。仮に老主がその計画を知ったとしても、儀式を汚した者にはプレーナの神罰が下ると信じて疑わないでしょう」
「プレーナの神罰って何?」
ヒラクはセルシオに尋ねた。
「さあ……。その神罰さえあるのかどうかもわかりませんから。そこにいるヴェルダの御使いがどう出るかもわかりませんしね」
セルシオは困ったように言った。
「ヴェルダの御使いか……」
ヒラクは、当初の目的を思い出したかのように、石床をじっとみつめてつぶやいた。
「黒装束の民ってのにも会えるんだね」
「まだそんなこと言っているのか」
カイルはあきれたように言った。だがヒラクは何かひらめいたかのように顔を輝かせた。
「そうだ、うまくすればユピを取り戻して、そのまま一緒にプレーナに向かえるかもしれない。ヴェルダの御使いに直接頼めばいいんだ」
「プレーナに向かうって……」
シルキルは驚いたようにヒラクを見た。
「おれとユピはプレーナに行くためにここまで来たんだ」
「それもこれも小僧を取り戻せてからの話だろう」カイルが言った。「とにかく俺はもう行く。おまえはぎりぎりまでここにいろ」
「えっ、なんで?」
自分もついていこうとしたヒラクは不思議そうにカイルに言った。
そんなヒラクにカイルはあきれ顔で言う。
「おまえ、老主のところから逃げ出してきたんだろう? 戻ればすぐに捕まって今までどうしていたか聞かれるに決まっている。おまえみたいにあけすけな人間がすべて隠しとおせるとは思えないからな。アクリラが老主にすべて話すってことより、おれはおまえが心配だ」
カイルの言葉を腹立たしく思いながらも、ヒラクは老主の追及はごめんだと思った。
「とにかく今はプレーナのことより、分配交換の場を壊して神帝国の小僧を取り戻すことだけ考えろ。儀式までは確実に小僧も無事だ」
そう言って、カイルはヒラクに背を向けた。
「待って、カイル」
去りかけるカイルにシルキルは駆け寄った。
「あの人、プレーナに向かうって言ってるけど……、でも、あの人は……」
「あいつだけならプレーナを目指すことができるだろう」
それを聞いたシルキルは驚いてヒラクを見た。
「まさか、あの人が……?」
「たぶんな……」
そう言い残して、カイルは室を出て行った。
ヒラク自身でさえも知らない真実にカイルは気づき始めていた。
(登場人物)
ヒラク……北の少数民族アノイの長の息子と山の向こうの「神の国」から来た異民族の母との間に生まれた緑の髪の子ども。13歳。母が信仰するプレーナの正体を求めて山を越え、プレーナを信仰するセーカの民が住む地下の町へ迷い込み、緑の髪のせいで、プレーナの使徒ヴェルダの御使いと間違われ、シルキルには「分け身の神」と呼ばれる。
ユピ……ヒラクが五歳の頃、砂漠でみつけた神帝国の美しい少年。15歳。神帝国の言語を母語とするが、ヒラクと話すときはヒラクの母親の言葉である「禁じられた言葉」を使う。テラリオに拘束され、神帝国がセーカを攻め入る計画に利用されようとしていたが、ミカイロに軟禁され狼神復活の儀式で狼神として復活することを望まれる。
カイル……労働が罪とされるプレーナ教徒の中であえて労働に従じる仕事をする「罪深き信仰者」。テラリオとは幼馴染。テラリオがセルシオの代わりに狼神復活の儀式に参加すると知り、身を案じて後を追う。
アクリラ……敬虔なプレーナ教徒。ヒラクのことをヴェルダの御使いと信じてセーカに招き入れる。カイルが想いを寄せる少女。
テラリオ……カイルと同じプレーナ教徒の「罪深き信仰者」であると同時に、ミカイロとも通じている狼神の信徒。ユピを利用して神帝国をけしかけセーカを滅ぼし地上への脱出を夢見たが、ミカイロにユピを奪われてしまう。ユピを取り戻すために狼神復活の儀式に参加する。
ミカイロ……プレーナに背信し、狼神を信仰する「狼神の使徒」の中心人物。ユピを狼神の分け身の神と信じ、狼神復活のために命まで差し出したが狼神復活の願いも果たせぬまま絶命。
シルキル……セーカの日常語を作った一族の子孫。セーカや神帝国の歴史に精通し、繰り返し混乱や変化を引き起こしてきた分け身の神の存在に注目している。
セルシオ……シルキルの父。九人の狼神の使徒のうちの一人。分け身の神の存在がセーカに起こす混乱と真実を歴史の記録として残すことを切望している。ミカイロの父ザイルは無二の親友だった。




