表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月日は早く流れない  作者: 立花
3/5

2日目


今回は特に短めです。

「また来たんですか」

俺は思わず言ってしまった。目の前には、どこぞの美術教師。

「今日は歌わないのか」

「歌うと、あなたが来ると思って」

そういう訳で歌わなかったのではない。単に、歌わずとも掃除に集中できると思っただけなのだが、この先生にはこれくらい言っても大丈夫だろう。

「それで、何用ですか」

「用事を頼みたいのだが」

「左様でございますか」

「その様になっております」

「どの様な用なのでしょうか」

「要するに、雑用の様ですよ」

笑顔で目を合わせること十数秒。

「それで、何をしろと?」

俺は、不機嫌そうな顔で柳を見上げた。

「勝ったな」

「勝敗がついているなら先に言ってください」

「先に言ってたら景品でももらえたのかな?」

「そうですね。冷たい目線と全力のチョップどっちがいいですか?」

すると柳は

「どちらも遠慮しておくよ」

と忍び笑いを漏らした。

「それで先生、結局雑用って何なんですか?」

柳の笑いが一段落ついてから、俺は改めて聞いた。

「まあ、そうだな…とりあえず、ついてきてくれないか」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ