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気ままに生きたい異世界転生 ~チートは無いはずなのに目立ち過ぎるのは困ります~  作者: アルバザーク
第一章 辺境の街

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SS:トム

 僕はトム。

 孤児院の仲間と冒険者になったばかりだ。

 背も小さくて非力な僕が冒険者になるなんて一年前は考えもしていなかった。

 マリーが誘ってくれたから思わず返事しちゃったけどずっと後悔していた。

 しかし今、僕らはリューさんという綺麗(きれい)なエルフのお姉さんと、どういう運命のいたずらか一緒に暮らしている。

 マリーも最近女らしくなってきたと思っていたんだけど、あれはまがい物だ。きっと何年経っても本物にはなれないだろう。比べるべくもない。

 孤児院にいた頃、マリーはまだ子供だった。しかし、最近意識するようになってきたのか、ガードが堅くなってきたのだが、お姉さんは驚くほどガードがゆるい。嬉しいんだけど、それ以上に心配になってしまうほどだ。

 だって裸で体を拭いているのに、部屋にカギをかけていないんだよ。

 部屋を間違えたふりをして・・・なんて考えた事もあるけれど、そこまでの勇気は僕には無かった。僕にできたのは、部屋に戻る風を装いながら、お姉さんの部屋に行くであろうマリーの後をついて行くくらい。マリーがうっかり部屋を開けたときに、たまたま近くにいた僕が幸運にも何かを見てしまう可能性は高い。そういった努力により、お姉さんは夜寝るときパンツ1つで寝ていることが判明している。


 お姉さんの防具はスカートタイプだ。硬い革と柔らかい革を組み合わせて作られている。しかし、布のスカートと違い硬いので、座った時に正面から・・・えーと、普段は見えない何かが見えてしまう事もあるのだ。後は、階段を上る時、ポイントはすぐ後ろではなくマリーを挟んでその後ろくらいがねらい目だ。ただ、階段は暗いので微妙だ。何かが見えているはずなのに実際に見えたことはまだない。

 またあるとき、みんなで酔っ払って床で寝ていたことがあった。雨戸を開けていない朝の薄暗いリビングの中、物音がして薄目を開けたらお姉さんが僕の頭の真上を(また)いで歩いていたんだ。スカートで!

 鼻血が出るかと思った。

 あのときは寝たふりをしながら、目覚めてしまったマイリトルボーイを気付かれないようにするのに苦労したな。男だからな、朝の生理現象というものだ。仕方がないんだ。


 それとお姉さんは回し飲みとか全然気にしないタイプだ。僕もまったく気にしないが、お姉さんが口を付けたものだけは気になる。気になってしまう。仕方ないのだ。ライバルはジーク。あいつも間接キスを・・・、お姉さんを狙っている。負けるわけにはいかない。ちなみに親密度レースでは、ポスターでのつながりがある分、僕がリードしている。はず。

 しかしジークは幸運にもお姉さんのパンツを拾った事があるらしい。自慢げに話していた。全く羨ましいことだ。僕はその存在を確認するだけでも大変な思いをしているのに、手に持ったことがあるだと・・・、ゆるせない。

 ちなみに今日のジークとの戦いは引き分けかな。

 あいつが手を上げなければお姉さんを独占できたのに。残念。


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