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異世界英雄幻想  作者: 自然の輪廻
英雄幻想第壱幕 ~幻想の始まり~
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カウンター

「グッ…」


 ラッフェルの斬撃をひたすら受け止める。


 攻撃の後の隙を突き、斬りかかりたいが攻撃が早く、受け止めるので精一杯だ。


「オラオラどうした?降参か?ハルトが言ってた割には大したことねぇな」


 ラッフェルはまだ斬撃を続ける…カウンターのチャンスはこない…


「こないなら作るしかねぇ、だがどうするんだ?俺…」


自分に問うが答えはわからない…ふとハルトの言葉が脳裏に浮かぶ


『なら、先輩からありがたーいアドバイスだ身体能力が強化されてるからな格ゲーや漫画の動きを真似るといいぞ大体はできる』


 漫画や格ゲーの動き…


 俺は思い返してみた…そして思い出した、前の世界で一つだけある…漫画に出てきたカウンター技


 やってみるか…


 ラッフェルの斬撃を避けながらどんどん体制を低くする。そしてそのまま間合いを詰める…


「ちっ、小癪な攻撃があてずらい…」


 ラッフェルはまだ剣を降っている…俺は剣の斬撃の隙間を見極めて刀を反転させ、下からスカーフをめがけきりつける。燕返しだ…


「なっ…」


 ラッフェルのスカーフが地に落ちる。


「勝者、リョウゴ・オオモリ!!」

―――――――――――――――――――――――

「ナイスだぜ、リョウゴ」


「お前のアドバスのお陰だよ」


ハルトが掌を俺に向ける。俺もハルトに掌を向けて重ね合わせパンっと音を出す。


「異世界初のハイタッチだな」


「あぁ」


 そんなやり取りをしていると、ラッフェルが近づいてきて。


「いやぁ、俺より若いのにすげぇな」


「あなたも相当な強さでしたよ」


「リョウゴの実力、しっかりと見たぞ。」


「王様!」


「約束通り、ハルトの騎士団に入れよう詳しい説明はハルトに聞くがよい。」


「承知しました。じゃあとりあえず食堂で話すか…」


「わかった、案内してくれ。」


 ハルト提案し、俺は承諾した。そして、俺たちは玉座の間をあとにした。

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