英雄になるために
扉を開けると侍のような見た目をした人形の生物が刀を抱え座り込んでいた。
「さて、どちらが拙者の相手をするのか?」
「――?」
「あぁ、私も武士のはしくれ…決闘以外で戦わな主義なのだよ、それでどちらが拙者と手合わせするのだね?」
「なら、私が受けて立つわ!」
マリエが前にのりだした…
「マリエ…」
「大丈夫よ、リョウゴ…せっかく相手が決闘を申し込んでるのよ、この隙に邪神のとこまでいってきなさい…」
「クッ…!わかったよ…!そいつの相手は任せた…」
「えぇ、そっちも頼んだわよ…」
そして俺は奥にあった階段をかけ上った…
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「くそ…なんなんだよ…あいつら…一人で戦うなんて…そんなの…そんなの…」
危険すぎる…
「いくら強くなったからって…」
だが、任されてしまったのだ…邪神を倒してくれと…
「だから俺はやるんだよ…やらなきゃいけねぇんだよ…」
お前が望んだんだ…英雄になりたいと…なら…
「仲間からの託されたんだ…邪神の首ぐらい持っててやるよ…!上等だ、くそったれ…!」
そんな 悪態をつきながら俺は3階部分に上がった。




