後ろは振り返らない
後ろを振り向かず、階段をかけ上る。
「リョウゴ、ハルトが心配なのは分かるわ…でも、今は…」
「分かってる…それにあいつはここで死ぬような器じゃない」
階段を上り続ける…螺旋階段のようにぐるぐると渦巻いている…そして…
「ここが2階部分…」
長い廊下があり、所々に部屋がある…
「ちっ、しょうがない…一つ一つしらみ潰しに開けてくぞ…」
「分かったわ…」
早速ドアノブに手を掛け、扉を引く…刹那、
「――ッ!小癪な…」
首が2つついた熊が待ち構えていた…
「双頭暗黒熊…双頭種ね…いつもの熊の魔獣よりはるかに強いわ…」
「まぁ、俺たちの敵じゃないな…『光爆ぜる一閃』」
まっすぐ剣を振り、双頭暗黒熊の首を2つ一度に落とす…
「次、行くぞ…」
「えぇ…」
そして、またドアを開けては、襲いかかる魔獣をなぎ倒していった…
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「ここが2階部分最後の扉…ここに邪神がいるのか…はたまた3階があるのか…」
「開けるわよ…」
ドアノブに手を掛け、扉を開ける…
「ほう…ここにたどりつけたとは…てっきりダイダボッチに殺され、拙者は出番無しかと思ったが…1人足りぬようだな」
「はっ、あいつならどうせ今頃ダイダボッチを討伐してこっちに向かってきてるだろうな!」




