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異世界英雄幻想  作者: 自然の輪廻
英雄幻想第壱幕 ~幻想の始まり~
12/153

仲間は、徐々に、心を開く、

「邪神…十傑…」


 具体的な存在に声がでなくなる…


 そうか、それでマリエはそんな血相を変えて。


「俺も行っていいか?」


 やっとの思いで声を絞りだし、マリエに聞く…


「来てくれるんだったら、心強いわ」


「じゃあ、俺は剣取ってくるから…」


「わかったわ、先に門のところにいるわ、すぐに出発するわよ」


 俺はコクりと頷き、剣を取りに自分の部屋へ走り出した。

―――――――――――――――――――――――

「やっと来た、行くわよ」


「あぁ、案内は頼んだ。どのくらいかかるんだ?」


「走って20分くらいかしら?」


 身体能力強化されてなかったら死んでたな…この世界の住民はすごいな…


 そして、俺たちは同時に走り出した。

―――――――――――――――――――――――

 走り出してから、どれくらいたったんだろうか?かなり走ったのではないか?だか、不思議と走っている足は止まらなかった。


「邪神十傑…か…」


 つい、心の声が漏れてしまった…


「もう弱音?」


「いや、どんなやつかと思ってな…」


「何かしらの権能は持ってるって聞いたわ」


「権能…」


 異世界ものでよく聞く権能…それが相手が持ってると聞き、少し不安になってしまう。


「いや、そんな場合じゃねぇだろ」


「独り言、気持ち悪いわよ…」


「ほっとけ、それとそんな喋り方しないでくれ、仲間だろ?少しぐらい心開いてくれてもいいだろ」


「――わかった」


 少し間があったが、マリエが()()()()()()()喋り方になる。


「これから闘う仲間なんだから、タメ語で頼むぜ?」


「うん、わかった」


 そんなやり取りを交わしながら俺たちは走り続ける。


「あそこにいるのは…魔獣…?」


 遠くにウルガレウらしき魔獣が5匹ほど並んでいる。ここまで走ってきた間にも、少しの魔物はいたが、ここまで多くはなかった。


「近づいてきたってことよ」


「あぁ、そうみたいだな、俺は奥にいる3匹殺るから手前2匹頼めるか?」


「もちろん、任せて」


 俺がマリエに提案し、マリエが応じる…


 そして、ウルガレウがこちらに気が付き、襲ってくる…


「はぁ!」


 マリエは素早く剣を抜きウルガレウを斬りつける、手前2匹のウルガレウは血を吹き出し、倒れる。奥3匹のウルガレウがマリエに標準を合わせ、襲いかかろうとするが…


「お前らは、俺が相手してやるよ」


 その隙をつき、俺はそいつらに斬襲をいれる。


「よし、急ぐぞマリエ」


「えぇ、わかってるわ」


 俺達は再び走り出した。

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