登録完了
前回のあらすじ
カエルを倒した。
建物に戻り受付に行った。
「お帰りなさい。素材は何か取れましたか?あれ?ないんですか?素材。そうなると登録出来ませんよ?」
そっと、銅貨20枚を机の上に置いた。
「カエルを倒しまた。」
受付のお姉さんは驚いていた。
ハッとしたと思ったら、
「よく倒せましたね。あ、能力値は問題ないんでしたね・・・。」
と言って接客モードに戻っていた。
「それで、蝦蟇の素材はありますか?」
あ、群れから逃げるのに必死で持って来なかった。
「勿体ない・・・亡骸は財布を作る素材になるので高額で買い取ったのに・・・。」
あ、やっぱりそういう用途なのか・・・高く売れるんだあのカエル・・・。
「ええ、盗難防止効果が付いた財布になるので。」
覚えておこう。というよりそれを持っていればあのカエルを狩まくれるのでは?と思った。
「あ、その財布なんですが持っているとカエルの魔物は出なくなるので稼げなくなりますよ。」
・・・世の中、そんなに甘くないようだ。
「登録が終わりました。この組合証は関所を越えるときに使えます。再発行時には莫大な料金がかかるので無くさないで下さいね。」
渡されたのは木の札で、そこには日本語で俺の名前と所持金が書かれていた。(円は圓と旧字体になっているけど)
ギルドカード的な物を手に入れた。