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キドルミナ君の日常

皆さんあれやりましたか?あの、あれですよ。新年早々ひく、あのレアガチャみたいな…そう、御神籤です。作者はマジ吉でした。その後モンスターをストライクするゲームで某セイバーとかガブリアス、非巫女がでましたとさ。めでたしめでたし


追記

2月23か4か5日、主人公の名前変更しました

だめだ。神様の予言(本来の運命とやら)、全く役に立たないや。


何?『僕の後に造られるキマイラはいないよ』『その島からでられないよ』って。全部違うんだけど…


今だって


「ふっふふっふふっふふっふふー♪」


チィエさんがワンダが何か見つけたみたいな鼻歌歌いながら僕の頭洗ってるし。妹と義姉抜きで。お風呂で。二人っきり。命の危険しか感じないよ。え?17歳くらいまで生きられるんじゃなかったの?あれ嘘なの?


「そろそろ流すから、目をつぶっててくれ」


「うん、わかったよお姉ちゃん」


「ふふふっ♪」


語尾にお姉ちゃんってつけるの強要してくる時点で将来なにかしらのトラブルが起こるであろうことが予測される。救国の英雄、堕ちたか!?みたいなね。


ザザー


「あ」


目がああああ!!目があああああ!!(某王様風)シャンプーが目にしみるうううううう!!!(某チャリオッツの人風)。


ふざけてるけどすっごい痛い。


「じゃあ次はお風呂はいろうな」


「うん」


ドプン


お湯につかる。


「じゃあ1000秒数えような」


「はーい」


今更だけどチィエさんはこの国…マオーン国を救った英雄達の一人だ。王からの報酬は遠慮するどころか沢山頂いたのでこうしてお風呂がついている高い家に住めている。王都の一等地。広い家。広い庭。広い浴槽。いないメイド。少ない人。あまり行き届いてない掃除。片付かない洗濯物。王城なんてすぐそこだ。きっとなにかあればすぐ召集されるだろう。…って、いかんいかん。つい悪い方向に行ってしまう。まあ金いっぱい、広い家、庭、たりない男手の4拍子が揃っていると思ってくれればいい。男手はチィエさんがいるから正直なくても問題ないんだけど。ん?1000秒?1000秒って何分だ?60秒で一分だから、

1000÷60=16、40…17分か。長いな







「999…1000!もういいぞー本当はもうちょっといたいんだけど(ボソッ」


「おやすみなさい、お姉ちゃん」


「うん、おやすみ」


お風呂から上がって体を拭く。じゃあ今日も星魔法のレベル上げといこうかな。






・・・・・・・・・・・・・・・




子供部屋まで行くと声が聞こえてくる。


「お姉ちゃんはどこからきたのだ?」


「ばーぶー」


「そーなのか?」


「ちゃーん」


「それはすごいのか?」


「はーい」


あれ?我らが姉上、喋れたっけ?


「あれ?どーしたのだ?お姉ちゃん」


「…」


「なに話してたんだ?妹よ」


「あ、おにーちゃんだー」


質問に答えない、と。なにかやましいことでもあるのか?…ないな。


神様がなんか浄化してくれてるらしいんだけど、いまだにこの基地外な考えやマイナスな考えが治らない。もう諦めるしかないのだろうか。


「姉上もなんか喋ってくださいよ」


「…」


くっ、こっちを凝視するだけで何も言わないとは…こっちになにか圧をかけてきてるのか?だめだ。転生したからか、そっち系の察知に疎くなってる。


「お姉ちゃん?喋らないのか?」


すると僕には話しかけないくせに


「ばーぶー!ちゃーん!」


「そーなのかー」


我が妹君には話しかけるという始末。てか姉上まだ3歳くらいだったよね?賢過ぎない?賢杉菜井さんか?


「姉上はなんて言ってるんだ?我が妹よ」


「それは「ばーぶー!」なのだ」


…なんて?あ、今のは我が妹君がばーぶーと言ったわけじゃなく、姉上に遮られたのだ。そこ、間違ってはいけない。妹の尊厳に関わったり関わらなかったりするからね。


「今のは?」


「言っちゃだめーって言ってるのだ」


「そーなのかー」


「そーなのだー」


「「ワハー」」


「お兄ちゃん、私はもう眠いのだ」


「じゃあ寝ようか」


こうして夜はふけていく。





・・・・・・・・・・・・・・・




魔法のレベル上げTime!てれてってってってって!てれてってってってって!てれてってってってってってってってってー。てれてってって!てれってってって、てれれってってってっててててて。食卓はなんとかから。

今夜は星魔法のレベルをあげてくよ!

まずはキャベツだ!みじん切り。木っ端みじんにしてあげるぜ!!そして人参!人間みたいな名前しやがって!さらに豚にk…ってここは3分クッキングでも、野菜王子のレクチャーでお好み焼きを作るところでもない!星魔法使うときはテンション上げた方がいいらしいからこうやってるけど…本当の僕はもっと鬱でキモくてめんどくさい性格だよ。


じゃあ充分にテンション上げたところで、星魔法使いますか。星魔法は名前通り星に干渉する魔法だ。スッゴくMP使うから、僕も一発撃ったらおねんねだ。


ボソッ


「ビックバン」


遠い遠い、どこかの場所で、なにかが生まれた気配がする。これで200個は造ったかな?星魔法はレベルが高くて覚えてる魔法も多いんだけど、MPが足りなくて使えない。某RPGのメテオみたいだ。ちなみに星魔法にもメテオはある。


「今日はもう寝よう」


明日も特訓しなきゃいけないしね。兄上達にも会いたいし。







・・・・・・・・・・・・・・・



キドルミナ(普通)君が上がったあとのお風呂にて。


「きゃああああああああ!!可愛い!可愛過ぎるよキミくん!いや、もうこれはかあいいの次元だな…どうしてキミ君はあんなに天使なんだ…いやこれは逆に天使がキミ君なのか?まさかキミ君は天使だったのか!孤児院には女子しかいなかったからなあ。こうやって弟みたいな存在がいるとやっぱり癒される。さっきの無防備な後ろ姿…思い出しただけで興奮する…ニーナに取られなくて本当によかった。あのような乳だけが取り柄のおばさんになどキミ君は任せられん。というか、誰にも渡さん。お風呂がもっとちっちゃかったら堂々くっつけたのになー。あーあ、もっとちっちゃくすればよかった。ん?このお湯、さっきまでキミ君がつかっていた…はっ!?私天才かも知れない…」


ぶつぶつ。


この後、上がるのが遅いお姉さんのことを心配した少女が、幸せそうな顔でのぼせて気絶しているまな板を発見したのは別のお話し。







・・・・・・・・・・・・・・・




朝目が醒めると…体が縮んでしまっていた!?


「ぐうぐう…すやすや」


「って、ニーナさんどいてくだだい」


違う。僕がちっちゃいんじゃない。相手が大きいんだ。


「んん…むにゃむにゃ」


「寝てるふりしてるのはわかってるんですよー」


「うるさいなぁ。僕の眠りを妨げるのは例え母様でも…って、ててて天使ちゃん!何故ここに!?」


いや、こっちの台詞だよ!あとすごい棒読み。最後以外。


「ここにいるってことは…兄上達はどうしたんですか?」


「?ご飯は作ってきたよ」


あ、そっすか。にしてもニーナさん邪魔だな。いつも妹君と抱き合って寝てたからね。こうして違う人が一緒だと朝のビックバンができない。とくに、魔法に精通したニーナさんだと感づかれるかもしれない。僕はまあテンプレ通りだけど力をある程度隠している。キマイラだってことは皆知ってるからそれ相応の力は見せてるけど、魔法は隠してる。星魔法とか、王城の図書室にある本にもほとんど載ってないし。願望魔法とかは本当に見せられない。死ぬ。


「天使ちゃん、ちょっとそっち行ってくれる?僕の髪踏んでる…」


「あ、はーい」


ニーナさんは19歳の巨乳美女だ。いや、年齢的には美少女かな?腰よりも下にある長い青髪は、緩くウェーブがかかっていて実に美しい。そして日本とかだったらモデルとかやってそうなくらいの小顔。肌めっちゃ綺麗。僕っ娘。安産型。ウエスト細い。ショタコン。防御力高そうな服装。キャラがすごく濃い。そしてキャラがすごく濃い。さらにキャラがすごく濃い。眉毛は国内、濃くない、国外、今ならイケる、ビックバン!




…よし。成功。ビックバンの無詠唱は結構キツイんだよね。最後ラップ口調で言ったのが決めてだったね。


「僕の顔そんなに見ちゃってどうしたの?惚れた?」


「すいません、気を悪くしたなら謝ります。ニーナさんが美しかったもので、つい」


この言葉とともに、ニーナさん、死す。いや、だって、ニーナさんなにかとあるとかまってきてめんどくさいんだもん。めんどくさいレベルでいうなら1。レベル1はそこそこめんどくさい。命の危険レベルなら2。チィエさんより上だ。最高は9の地球時代。人間でいうならカーテさんかな。アーノお兄ちゃん大丈夫かな?解剖とかされてないよね?ベースが植物だから…再生速度は僕よか早いし大丈夫かな?


「んしょっと」


とりあえず鼻血だしたまま気絶している美人さんをどかす。僕の方に倒れて来るのは予想外だった。寝たあとすぐ気絶するとか忙しい人だなあ。


「敬語…ショタ…」


なんかぶつぶつ言ってるけど、これでも救国の英雄達の一人だ。魔法に精通してて、賢者とか魔女とかなんとか言われてる。もっとこう、捻った二つ名はないのかと思ったがないらしい。こう、単発じゃなくてさ。○○の○○とか。○○○○の漢字四文字になんかルビふるとかさ。あるじゃないか。つけようよそういうの。僕につけられたら困るけどさ。


「お兄ちゃん…まだ起きてる?」


「まだじゃなくてもうじゃないか?あとその台詞はヤンデレフラグか?」


「やんでれ?起きてるなら朝ご飯できてるからよんできてっていわれたのだ」


「わかった、すぐに行こう」


ドタドタドタ


騒がしい妹ですなあ。あれ?姉上はどこだ?っていうか妹君起きるの早くないですか?おかしくないですか?僕結構起きるの早いよ?子供ってずっと寝てばっかりなんじゃないの?やっぱり神様の言葉は嘘だったの?だめだ。この謎な思考回路が治らない。


それより早く行かないと。チィエさんが待ってる。


僕は得意技の『思考放棄』(特殊なスキルでもなんでもない)を使って、2階の子供部屋(三人?で共用してる)から出る。ついでにニーナさんも引っ張ってく。階段をおりる時にうめき声とすごい音がしたのはきっと幻聴だろう。





・・・・・・・・・・・・・・・







今日の特訓は何だろう。魔力制御だといいな。


「今日は剣の日だ」


な、なんですと!?チィエさんまで僕を裏切るのか…


「私は魔力制御の訓練がいいですぞ!姉上!」


うんうん。やはり兄上もそう思うか。そうであろうそうであろう。スペアドの兄御、今回もたのんまっせ。げへへ。


「今日は魔力の日でしょ?何勝手に予定変えてるのよあなた」


ほらー、ニーナさんも言ってるよ?


「先週剣の日を魔法の日と入れ替えてあげただろう?今日はその入れ替えた日、すなわち剣の日だ。ちなみに明日も剣の日」


なん…だと!?だから先週は五日連続魔力制御だったのか…


まあ茶番は、これっくらいの、お弁当箱に、おじぎりおじぎr…これまでにしよう。「ビックバン(ボソッ」、アナスタシアってカード、あったよねー。


成功。魔法って言葉にだすと成功率が上がるからね。言霊とかってよく言うじゃん。たぶんそれ。そして今星魔法を使ってしまったのでMPが100しかない。魔力制御の特訓してもすぐにMPが尽きてしまうだろう。もう僕には剣しか残されていない…のか?否だ。


ワーワーギャーギャー


この騒ぎに終止符を打つ。


「思ったんですけど、僕達17人って武器使わない方が強くないですか?」


場が静まり返る。そして兄上が言う。


「私も爪の方が剣より火力でるでござるよ」


「俺も尻尾と鱗があるから…剣は持ちにくいし」


「僕もベースドワーフだし、ちょっと剣は扱いにくいと思ってたんだよね」


…計画通り(ニヤリ。




こんなかんじのが僕の最近の日常だ。時々チィエさんとかニーナさんが王城に出向いてて保護者がいないときがあったり、兄弟みんなで揃って遊ぶことがあったりと例外はあるけど、平日は力の制御の特訓して、休日はだらける。それが僕達の日常だ。







今は。神様の予言だともうすぐあれなんだよなぁ。

ふっふっふ…皆さん、お気づきでしょうか。お気づきでしょうね。妹と姉上の名前、募集します。あれですよ。考えるのがめんどくさいとかじゃなくて、こう、自分で名付けたんだし愛着湧くなー、この娘。と思ってもらいたいんすよ。ええ。とにかく名前募集です。姉上or妹君の名前は○○がいいです、とコメント欄に書いていただければいいんで。


あとこれ投稿した後に思ったんですが、ビーゴネタ分かる人たぶんいませんよね?ワンダのくだり分かる人いたらたぶん作者と同じくらい基地外だと思います。それと3分クッキングのとこ読みにくくてすいません

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